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本に関する自分の記事をまとめてみました。
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記事一覧

「優しい日本語 英語にできない「おかげさま」のこころ」 清ルミ 著

英語に訳せないか、訳せたとしてもニュアンスまで伝えきれない表現が多い日本語。 ニュアンス…

Eimi1003
1か月前
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「英文・津軽の昔話」(古本)

Eimi1003
1か月前
3

作家のトルーマン・カポーティ氏が1968年に人種問題や警察について語った事

作家のトルーマン・カポーティ(1924年生まれで1984年没。米国南部育ち) 彼が1968年の「プレ…

Eimi1003
1年前
6

「シギント 最強のインテリジェンス」-茂田忠良×江崎道朗 【読書記録】

この書籍では、シギント(通信や信号諜報)*signals intelligence略してSIGNT(シギント)と…

Eimi1003
1か月前
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【読書記録と紹介】「第2言語ユーザのことばと心 マルチコンピテンスからの提言」

従来の言語研究は、「人間は一つの言語しか操れない」(いわゆるモノリンガル)前提で成り立っ…

Eimi1003
2か月前
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明治神宮参拝と「敷島の道に架ける橋 英語で伝えたい明治天皇百首」

昨年はドナルド・キーン氏著の「明治天皇を語る」を読みましたが、今年のゴールデンウィーク中…

Eimi1003
3か月前
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【読書記録】日本の「英文法」ができるまで- 斎藤浩一 著

英語教育で扱われている英文法が、どのような過程で私達に馴染み深い「英文法」になったかを辿っています。英語圏における英文法が学問や体系として確立し、のちに蘭学経由で日本に入ってきた英文法。蘭学から英学へ、そして英学から英語教育へ、という道は先人の苦労と努力によって切り開かれていきました。 黎明期には英語話者を対象とした輸入英文法書が使われましたが、それがいずれ日本人向けの英文法となり、エリートの英文法から学校教育での英文法となったわけです。 100年近く前でも「英文法は必要

「新疆ウイグル自治区 中国共産党支配の70年」熊倉 潤著

新疆ウイグル自治区の歴史と、中国共産党支配の現実を綴った本。 1949年以前の歴史から始まり…

Eimi1003
5か月前
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「新編 日本の面影」-ラフカディオ・ハーン

来日まもないラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の作品。 出雲や松江で過ごした日々を綴ってい…

Eimi1003
6か月前
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日印関係・インド太平洋戦略における安倍政権の功績についての分析論文集「The Import…

こちらの洋書には、日印関係とインド太平洋戦略における安倍政権と安倍元首相の功績を分析した…

Eimi1003
6か月前
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今年の初読み「人間の生き方、ものの考え方」-福田恆存 

翻訳家と評論家として知られている福田恆存の、昭和30年代から昭和50年代にかけての講義をまと…

Eimi1003
7か月前
9

2023年に読んだ本

・英和対訳 神道入門- 山口智 ・自由をいかに守るか ハイエクを読み直す- 渡部昇一 ・日本の…

Eimi1003
8か月前
17

邦訳の刊行が中止となってしまったトランスジェンダー本の英語版を入手して読んでみま…

邦訳の刊行が中止となったトランスジェンダーに関する本。 どんな内容であるかを知るために、…

Eimi1003
8か月前
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ルネサンス期の美術に関する洋書

ルネサンス期と言われている時代を考察したこちらの本「Renaissance」(洋書)を読み終えました。 美術史でもあり、イタリア史でもあり、宗教史でもありますが、元々は1999年に放映されたBBCドキュメンタリーを書籍化したものです。 懐古主義、宗教中心から人間中心の考え方への転換と考えられがちなルネサンス期の美術。 実態はそれより複雑で、地域や時代によって多様な発展を遂げました。 そして宗教や政治とは切っても切れない関係でした。 フィレンツェとヴェネチアでの芸術家や職人の