【創作歌詞5】テイク・ア・ウォーク

テイク・ア・ウォーク

消えかけた夢の向こうに
僕らは何を見ているだろう?
煌びやかな幻想の世界か
もう会えない人たちの涙か

過ぎ去った日々を嘆いてみても
元には戻れそうもないよな
過去が未来を作るだけ
僕らはこの道を進むだけ

壊れかけた希望の奥に
僕らは何を知るのだろう?
永遠に響くこの世の真理か
もう聞こえない心の叫びか

過ぎ去った日々を懐かしんでも
戻れない今が空しいから
思い出が明日を作るだけ
僕らはこの道を進むだけ

どんな過去でも君は君だよ
どんな明日でも僕は僕だよ
二人の過去をここから始めよう
過去が未来を作るだけ
僕らはこの道を進むだけ

過ぎ去った日々を懐かしんでも
戻れない今が空しいから
思い出が明日を作るだけ
僕らはこの道を進むだけ

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【歌詞エピソード】

昨日作ったばかりの歌詞。

悲しいニュースが続く世の中。”生きる”ってなると大仰なというか、”生きる”に付属する責任や重圧のほうが勝ってしまう。だから”生きる”に代わる言葉は何だろうと考えた時、「過去から作られた道を未来という方向に向かって歩くだけ」な気がしてきた。

じゃあ過去は変えられないから今いる道や進む未来が嫌でもしょうがないのか、ともう一人の自分が言う。それなら過去のスタート地点を変えればいいじゃん、ともう一方の自分が言う。嫌な地点からスタートしなくても、気づいた今をスタートにしても良いし、誰かと出会ったところをスタートにしても良い。そっから伸びた道を歩いて、そっから始まる未来に行けばいいじゃん。

どの道を歩いたって”歩いている”ことには変わりないんだし、ふっと止まってそこをまた新たな出発点にしたら良い。途中で誰かと出会って話ながら歩き始めたところも一種のスタート地点なんだし。

ということで『テイク・ア・ウォーク(散歩)』。

歩き疲れない程度に。楽しみを見つけながら歩けるように。

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