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手天道衛教自分神話研究会・講義1

来世について

われわれは唯一無二の自己創出系

およそ、有性生殖で増殖する生物は、進化した子孫に継代する為に、死が訪れます。
自分自身を自己複製する物質、自己複製子(リプリケーター)であるDNARNAはよりよき複製の為に有性生殖を創造しました。
父親と母親とによる遺伝子の配列は、たとえ一卵性双生児であっても、分娩による出産の間でさえ既に同一ではないのです。
(塩基配列のコピーミスなどの原因で)
そうです。
あなたは唯一無二の自己創出系なのです。

唯一無二の自己創出系

コラムの領域(最高意思決定機関)

多細胞共生体であるわれわれ人間は、遺伝情報的なコラムの領域はもちろん、加えて大脳新皮質によるコラムの領域を有しています。
コラムの領域の最高決定意思によってわれわれは今の決断を行い、その連続の上に人生を過ごしています。

最高意思決定機関

多細胞共生体としてのヒト

生命現象はセントラルドグマによって、立体的なタンパク質を遺伝子という設計図にそって復元しながら、われわれは生きています。
部分的に体内の細胞は死に、でも遺伝情報によって再生され、われわれは生きています。その中で、大脳新皮質も記憶を保持し続けるように仕組まれています。
ですが、人間の個体死が起こると、あなたの個性を保持し続けていたコラムの領域は消滅し、二度と再生されません。
つまり、手天道衛教で最高神と位置付ける、あなたの最高意思決定機関は、あなたの死を以て終焉するのです。
この仕組み、死後の世界に専用の自己複製子があって、そして専用のセントラルドグマがあっても引き継げません。
死んで分子の世界にバラバラになって、そこには集中するべき「意識」は存在しないのです。

ゲノムとコラム

来世は存在しない

つまり、あなたの意識が存続しないということは、「死」後あなたの意識は消滅します。
神を認識するのも、死の恐怖を和らげる為に創造した「天国」や「極楽浄土」も最高意思決定機関が文化として生み出した幻想に過ぎません。
来世は存在しないのです。

来世は存在しないのです。

『手天道衛教正典』NOTEで公開中


手天道衛教・自分神話研究会

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