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【受験生必見】中学受験をする僕へ〜大学生の僕より〜

はじめまして!!
永高の中学受験部屋というサイトを運営しているei(筑駒卒)kou(武蔵卒)です。
サイトはこちら。

詳しくはプロフィールをご覧いただきたいのですが、僕らは中学受験を乗り越えて現在大学生をしています。
そんな僕らが今だからこそ思う、当時の自分たちに伝えたいことを書いていきます。これから中学受験をするお子さんにも通づるものがあると思うので、是非読んでいただきたいです。

世間一般からみたら、僕らは結果的に中学受験をうまく乗り越えた方だとは思いますが、そんな僕たちもあの時にもっとこうしとけば良かったと思うことがたくさんあります。

eikouからそれぞれ3つずつ思いを綴ります。

eiからあの時のeiへ①

『一月校を受けてください』

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プロフィールに書いてあるのですがもう一度、僕の受験結果をもう一度記します。

2/1 開成 不合格
2/2 聖光 合格
2/3 筑駒 合格

この記事を読んでいる方はお分かりかもしれませんが、少しおかしな結果になっています。
諸説ありますが、四谷大塚さんの偏差値表を参考にすると、開成71、聖光70、筑駒73です。
偏差値73の筑駒に合格(定員は120人)、しているのにもかかわらず、偏差値71の開成に不合格(定員は300人)だったのです。
若干12歳の精神状態ですし、毎回安定した成績を取れるわけではないですし、なんせ相性があるかもしれません。
しかし、開成に不合格だったのには何か原因があると考えております。

1月校を受験しなかったことにより、

・偏差値70超えの開成が初受験になってしまい緊張した

・進学先未定のまま第二志望校に望んでしまった

塾の先生には滑り止めかつ練習として1月に何校か受験することを勧められましたが、第一志望である筑駒への勉強をしたかったことに加え、12歳ながら筑駒合格への自信がよほどあったことから2月受験の3校にしました。

結果的に第一志望校に合格したので今では笑い話ですが、これで筑駒が不合格だったら後悔しても後悔しきれなかったと思います。

だからこそ僕が皆さんにお伝えしたいのは、塾講師の意見を参考にして滑り止めでも練習でもいいので1月校を受験してください。

僕は筑駒受験当日、一つも進学先がない状態でした。幼いながらに不安だった記憶があります。
「全部落ちたらどうしよう」という気持ちが脳内の隅っこにありました。

筑駒受験を終えて、家に帰ると聖光の合格を親から聞いたので一安心しましたが、やはり受験時に進学先があるとないでは12歳の精神負担は相当違うでしょう。

eiからあの時のeiへ②

『模試がよくても調子乗らないで!』

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SAPIX在籍時ほぼ毎回一番上のクラスにいましたが、その中では真ん中から下の方でした。特段天才というわけではなく努力で成り上がっていたので周りの友達のことを尊敬していました。

しかし、いい事件が起きたのです。

SAPIXで志望校の合格率が判定される模試を受けました。
以前からいくつか模試を受けていましたが安定した成績は出せず開成・筑駒共に40~60%を推移していました。
そんなある日、筑駒オープンという筑駒志望者が受ける模試を受ける機会があったので受けたところ全体3位をとってしまったのです。もちろん合格率も80%超え。

完全に浮かれてしまいました。
天才の領域になったと勘違いしてしまいました。

12歳の自分には大きすぎる自己肯定感でしたので、もちろん勉強するときもどこか慢心していたのでしょう。次に受けた筑駒オープンでは3桁順位で合格率も20%でした。

あくまで模試は指標です。いい成績をとって浮かれるのは仕方ないですが慢心することはやめましょう。いい成績をとり続けることが大事です。もっというなら前述したとおり模試は指標なので悪くたって本番合格さえしてしまえばそれでいいのです。

いい成績を一回とっただけで浮かれることだけは必ずやめましょう。

eiからあの時のeiへ③

『過去問演習は大事だけど至上主義はダメ』

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おそらく塾講師はこういうのではないでしょうか?

「過去問は夏以降何周もしたほうがいい」

この言葉に間違いはありません。実際僕も何周もしました。
ただそれだけが大事ではありません。

SAPIXでは夏以前に知識を詰め込んで夏以降は演習中心の授業形態に推移します。とてもいい方針だと思いますが一つだけ落とし穴があります。

それは抜けている知識を補充できない恐れがあるからです。

自分でそれに気づければいいのですがただ演習をして直しての繰り返しで漫然と6年生後期を過ごしてしまうのはもったいないです。
きちんと時間をとって知識の抜けがないか確認することが大事です。その上で演習に臨むとより良い成果が出るでしょう。

加えて表題にしたとおり、過去問演習は大事だけど至上主義はダメです。
理由としたは簡単で、過去問は本試験でほぼでないからです。

過去問はあくまで傾向であって、本試験で同じ問題が出ることを保証するものではありません。言ってしまえば過去問の問題は出ないと思っていいでしょう。

模試と一緒で過去問の点数で一喜一憂するのではなく、あくまで指標として捉えましょう。

とはいえこのようなことを12歳のお子さんに言っても完全に理解することは少ないと思いますので本記事を読んでいただいている保護者の方の頭の片隅に入れておいてもらえると幸いです。


kouからあの時のkouへ①

『大手の塾に対してビビる必要はない』

僕は小規模な塾に通っていたので、SAPIXや四谷大塚に通っている同級生たちが何をやっているのか少し気になっていました。
しかしながら、実際はどの塾もやっていることに、そこまで大きな差はないので、まずは自分の通っている塾でしっかりと勉強することが大事だと思います。SAPIXの教え方でしか解けない問題なんて出るわけないですから当たり前ですよね。

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入試当日は大手塾の先生たちが旗をもって入り口に沢山応援していてプレッシャーを感じるかもしれませんけど、通ってない塾のとこで応援してもらってやるぐらいの気持ちで迎えばうまくいくと思います笑

kouからあの時のkouへ②

『名前を書くのが一番大事』

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何回も言われていることだと思いますが、緊張しながら受けている試験で一番大事なことは名前を書くことです。極限状態での試験中は普段は絶対にするはずのないことをしてしまいます。

実際、僕も2月1日の武蔵中学校の入試本番でやらかしかけてしまっています。
それは、理科の試験を受けている時です。
試験監督として教室をぐるぐる回っていた先生が通りすがりに僕の解答用紙の上の方を指差してきました。集中して試験問題を解いていた僕はびっくりしましたが、そこに視線を向けると、なんと僕の名前欄は白紙のままでした。僕は試験始まったと同時に解答用紙に名前を書くようにしていたので、当然名前を書いたつもりでいました。もしその先生が指差してくれなかったら、僕は名前欄を白紙のままテストを提出してしまい、不合格になっていたかもしれません。

試験本番で今までの努力が無駄にならないように、名前の確認は何度も何度もすることをお勧めします。

kouからあの時のkouへ③

『計算漢字とかの基礎中の基礎が大事』

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僕は難しい問題を解くことが好きだったので、中学受験の時は計算や漢字をそこまで重点的にやっていませんでした。しかしながら字が汚かったこともあり、計算ミスは多い方でした。自分が楽しいと思える勉強を沢山やるのは大事ですが、自分のミスの原因になっていることを直すことはさらに大事だったと今思います。
しかも、計算や漢字の力は大学受験の時まで必要になってきます。中学受験の時に、これらの基礎力をつけることは、中学受験だけでなく、その先においても自分に必要な力であることをもっと認識して、頑張るべきでした。

僕は、大学受験の際に自分の漢字力に不安があったのでほぼ毎日漢字テキストをやっていました。その結果、漢字の問題に自信がついただけでなく、記述問題で漢字が思い出せずに悩むという時間が減り、得点力が大きく上がったと感じました。

上に書いたような基礎力あげることのメリットを理解させてあげれたら、中学受験の時の僕も漢字や計算を頑張ったと思います。

終わりに

ここまで読んでくださりありがとうございます。

最後にこの記事で伝えたかったことをもう一度ここにまとめようと思います。

『一月校を受けてください』
『模試がよくても調子乗らないで!』
『過去問演習は大事だけど至上主義はダメ』
『大手の塾に対してビビる必要はない』
『名前を書くのが一番大事』
『計算漢字とかの基礎中の基礎が大事』

他にも大事な点はありますが、その中でも大事な点を厳選したつもりです。
その他の大事な点に関しましても随時記事を追加していくのでしばしお待ちください。

それでは皆さんの充実した中学受験人生を心より応援していますので検討をお祈りいたします。

何か質問等ございましたらご遠慮なくコメントの程よろしくお願いします。

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