現状を打破したい方へ。デザイン思考を使うことで、一歩前に進むきっかけに
こんにちは。ランサーズ 新しい働き方LAB 所長の市川です。
突然ですが…
「あなたのキャリアゴールは何ですか?」
面接などでよく聞かれるこの質問、皆さんだったらどう答えますか?
私だったら、正直、困ります。
だってそもそも、人生なんて、ゴールに向かって一直線のわけがないから。分かれ道にたったとき、どっちに進めばいいかなんて分かるわけがないから。
私自身、これまでのターニングポイントを振り返ると、どれ一つとして計画的なものはありませんでした。誰かとの出会いやふとした行動の結果、見えてなかった扉が急に現れたような不思議な感覚。そしてその扉をひらくと、価値観が変わったり、目指したいものが変わったりしました。何かゴールがあったとしても、常に変化していきました。
「まずは目標をちゃんと決めなきゃ」「正しい選択をしなきゃ」と思われる方もいるかもしれません。でも、それで行動できず立ち止まってしまったり、悩んで後ろを向いてしまったり、モヤモヤしながらも結局いつも通りの日々を送ってしまうのは、もったいない。
しかも、ギューギューに詰まったスケジュールの中で、自分の将来のことをゆっくりじっくり考える時間なんて、そもそもない。
だからこそ、自分のこれからの働き方や生き方について、今までにない視点で考えてみるキッカケを。モヤモヤから抜け出して、アクションを起こしてみるためのキッカケを。色んな価値観に触れて、自分の選択肢を増やすためのキッカケを。
そんな想いで開催したのが、5月18日に行われたライフデザインワークショップでした。
デザイン思考を使って人生設計を考える・・⁉
2018年12月の第一回目に続き、今回が二回目の開催となったこのワークショップ。
デザイン思考を使って、普段とは違う発想で自分のキャリアや人生について考えてみよう、というちょっと変わったワークショップです。
しかも、朝11時から19時半と、超長丁場。
でも、自分で言うのも変ですが、会社員でもフリーランスでも、転職活動中でも、もう一歩前に進みたいと感じている方にとって、何かひとつキッカケになるんじゃないかなと思っているのです。
ということで、本日はそんなワークショップの中身と開催レポートをまとめてみました。
集まったのは、会社員もフリーランスも。今の仕事に満足してる人もそうじゃない人も。
今回の参加者は8名。4名がフリーランス、4名が会社員、うち2名が副業をしている、という良いバランスのメンバーが集まりました。
ポイントは、全員が赤の他人だということ。自分のことを知らない人だらけだからこそ、「こう振舞わなきゃ」とか「こう思われたい」とかっていうしがらみを捨てられるから、自分としっかり向き合うことができます。
①デザイン思考って何?
一言でいうと「問題解決のための手法」です。
いわゆる見た目のデザインの世界だけじゃなくて、目に見えない概念も含めて、どんな課題に対しても使える考え方です。
詳細はまた別の機会にでもnoteにまとめたいと思いますが、簡単にいうと
・本当に解くべき問いは何か?というのをユーザー視点でとことん考える
・質より量!まずはたくさんアイデアを出すことで発想を広げる
・考えるよりも行動!アイデアをすばやく形にしてすぐに試してみる
というところでしょうか。これを人生やキャリアにどう当てはめるのか?というのが、今回のワークショップの醍醐味のひとつかなと思います。(ここでは説明しきれないので、興味ある方は是非ご参加ください^^)
②それって、本当に正しいの?自分の「アタリマエ」を疑ってみる
デザイン思考で重要なマインドセットの一つは、多様な価値観を受け入れるということです。凝り固まった考え方ではアイデアは生まれない。自分のもっている「アタリマエ」をいったんリセットしてみよう、というところから始めます。
この画像が良い例です。左からと右からの見え方を比較してみてください。
自分はどう考えてもこうだ!と思っても、相手はそう思わないかもしれない。どっちが正解というわけでもない。
今回は、これまでの人生、そしてこれからの人生で直面する「固定観念」を参加者のみなさんに挙げてもらいました。
良い学校に行くべき
良い仕事に就くべき
正社員であるべき
仕事は我慢して努力すべき
女性は家事をすべき
常に前向きであるべき
SNSではイイネすべき(笑)
これらは、口に出してみるまでは、当たり前すぎて意識すらもしていなかったこと。でも、あえてホワイトボードに書きだしてみると、「そっか、私はこういう固定観念をもっていたんだな」ということに気づくのです。
③モヤモヤは、1人ではなくみんなで考える
「会社を辞めたいけれど、その後何をしたいかわからない」
「このままフリーランスとして続けていていいのか?」
「今の自分の職場で、何か新しいことにチャレンジしたい」
抱えている課題は、人それぞれ。
自分の悩みはなかなか答えがでないけれど、他人の悩みに対しては、不思議と色んなアイデアが出てくるものなのです。だから、グループに分かれて、とにかくお互いのモヤモヤに対して解決策になりそうなアイデアを大量に出してみる。間違ってる意見も、変な意見も、実現不可能な意見も、なんでもあり。
結果、自分にはなかった発想にたくさん出会えます。
周りにもらったアイデアを真剣に読む参加者たち:
④正しい答えなんてない。まずは、小さくてもいいからとりあえずやってみよう
「転職」とか「独立」とかって、大きすぎる決断だからなかなか踏み出せない。であれば、まずは簡単に取れる小さな行動をしてみよう。
取材記事以外の仕事に挑戦してみたいとあるライターさんは、まずはブログをはじめてみることに。
栄養や健康管理に興味があるとある参加者は、まずは旦那さんにつくる料理とその結果を記録してみることに。
これを宣言したところ、「僕SEOに詳しいので発信のコツ教えますよ!」と提案してくれる人まで。一歩踏み出すと、二歩目三歩目もみえてきます。
一週間もたたないうちに、見えてきた変化
ワークショップ講師としては、参加者の方に楽しんでもらえることが最大の喜びだと思っていましたが、今回それ以上に嬉しいことがありました。
それは、ワークショップでの学びが、その後の行動につながっているということ。
参加者同士で立ち上げたフェイスブックグループ上では、日々様々な情報が飛び交っています。
「●●さんが興味を持ちそうな記事を見つけました」
「こんなイベントあるみたいですよ、●●さん行ってみたらどうでしょう?」
そんな会話を見ると、毎回心が躍ります。
それだけではありません。具体的なアクションを起こしている人が、それを報告することで、お互いに刺激をしあっているのです。
「Wordpressでブログを立ち上げました」
「ワークショップでたてた目標通り、10件の営業電話をしました。うまくいかなかったので次回につなげます!」
「資格に申し込んでみました」
実際に参加者が立ち上げたブログがこちら。胸に刺さる文章です。
中には、自分のアクションプランの振り返りを自主的に共有してくださる方まで!こちらは、だれもが楽しめるサウナを自分でつくりたい!という熱いデザイナーさん:
行動につながるキッカケを、これからも提供したい
1日のワークショップだけで終わらず、こうして次の行動をお互いにサポートし合えるようなつながりができたのは、参加者の一人一人が、真剣に次の一歩を踏み出したいという思いがあったからだと思います。
新しい働き方LABでは、これからもそんな方を応援したい。これからもそんな方と一緒に、「誰もが自分らしく生きれる社会」をつくりたい。
そう思っています。
ご賛同いただける方は是非今後もよろしくお願いいたします。
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今後のイベントが気になる方は、新しい働き方LABのFacebookやTwitterをフォロー!(ライフデザインの第3弾も夏ごろ開催予定!)
他の参加者の声はこちら:
「自分が現在モヤモヤしていた事がワークを通してクリアになりました。知らず知らずのうちに『やらなければいけない』と思い込んでいる事、本当にやりたい事が自分の中で明確になりました。 (副業フリーランス、30代女性)
「受講生のメンバーに刺激を受けることが多くありました。自分の目指したい方向を明確にし、覚悟を持つことができました(会社員、30代男性)」
「今後どう働きながら生きていくか""と悩んでいる中で、このワークショップと出会いました。視野がひろがって、少しでも何かが得られれば良いなと思い参加しましたが予想以上の大きな収穫がありました。それは、理想の働き方をしている人との出会いでした」(会社員、20代女性)
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