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わかって楽しい!マハーバーラタ

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インドの叙事詩マハーバーラタ。 ここにはヨーガの叡智が詰まっています。 全部で18章からなり、 10万詩にも及ぶ膨大な内容ですが、 その中から ヨーガの知恵を学ぶのに役立つスト…
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#読書の秋2020

マハーバーラタ 登場人物

マハーバーラタ 登場人物

人物相関図はこちらからどうぞ!

●ガネーシャ・・・本作の語り部。ガナ(群衆)とイーシャ(リーダー)がくっついて、ガネーシャ。マハーバーラタの筆記をしたのが、ガナパティ神(ガネーシャ神)と言われている。作者はヴャーサ。

●ヴャーサ・・・マハーバーラタの作者。ヴェーダを4つに分け、またそのヴェーダをわかりやすくするために、物語調に作られたのがマハーバーラタ。故にマハーバーラタは第5の聖典といわれる

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1.シャーンタヌとガンガー女神

1.シャーンタヌとガンガー女神

昔むかしのそのまたむかし。
インドにはクル族の子孫で、たくましく壮健なシャーンタヌという王様がいました。
シャーンタヌの唯一の趣味は狩りでした。
その日も狩りに夢中になって、
いつの間にやらガンジス川のほとりまで、さまよい出てしまいました。

するとそこには、この世のものとは思えないほど美しい女性が立っていました。
彼女の名前はガンガー。

天界の女神であるガンガーは、金色の肌を輝かせ、

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