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東北旅行 特別展「和食」

先日、オットと2人で東北旅行に行ってきました。

仙台空港に降りた瞬間から涼し~い~と大騒ぎ。ただでさえ関西は雨が続いてむぅっとする暑さでしたからね。仙台は湿度も低くてカラッとしていてしかも気温が低いので極楽でした。

今回の目的その1は「和食展」。

これね、ずっと気になっていたのです。昨年10月から今年の2月までは東京上野の国立科学博物館で開催されていたので、帰省したすきに行こうかと思っていたのですが都合がつかず断念。

各地を巡回するとあったものの、山形、長野、愛知、熊本は遠くて大変。関西だと唯一京都で開催があるものの、ふと見たら「宮城」があるのです。

試しに調べたら、ちょうど東北旅行に行く予定の時期が宮城開催ではないですか。喜び勇んで前売り券を買って、今回満を持して多賀城市にある東北歴史博物館に行ったのでした。

館内は撮影OKだったので、バチバチ写真を撮りましたよ~。

日本にある「ダイコン」はこんなにたくさん種類があるという展示でも、単にマップで説明するだけでなく、実物大のレプリカも展示されていて見ごたえ十分。

知らない大根がたくさん
守口ダイコンは抜くの大変そう

野菜の「食べている部位」のクイズなんかも、皆さん熱心に読んでらっしゃいましたね。

私たちはダイコンの茎と根を食べている

野菜もあれば魚介もある。特に寿司ネタは魚介の勉強をするにはうってつけ。

貝と一口に言っても食べている部位はさまざま

発酵の説明エリアでは、様々な微生物も展示されていました。私はコッチの話はあまり詳しくはないのですが、めちゃくちゃ詳しい知り合いがいるんですよ。そういう人はまた違った目で見るんだろうなあと思ったりいたしました。

身近なのによく知らない微生物
常温展示ということは、こまめに取り換えているのだろうか

見ごたえはあったし、実際、面白かったのですけどね。なんでしょうね、どうも「心をつかまれた」という感じまでは行きませんでした。

「和食」を考えたとき、歴史、食材、調理法などいろいろな切り口がありますよね。ただ、和食に使われる食材は野菜、果物、木の実から、キノコ、海藻、魚介類、はては肉などおびただしい種類があります。そしてそれぞれに地域性だったり品種のようなバリエーションがあります。調理法も同じように様々な方法があり、これまた地域性もあります。結果的に「多くの要因」×「多くの要因」×「多くの要因」という天文学的な要因が生じているのに無理やりダイジェストにしたせいで、展示はたくさんあるのに妙にスカスカしているような印象になるのでしょうか。

ついでに言うと、せっかくさんざんみんな展示を見て「和食の口」になっているのだから、ミュージアムショップでも各地の食材売ったらいいのに。