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理想のビール

先ほど、大変美味しいビールを頂いて、
非常にゴキゲンでございます。

ビールが美味しいと思うようになったのは、
いつからですかねえ・・・。

大学4年のときにお世話になったゼミの先生は、
とにかくビールが大好きな方でした。
卒業するときにみんなで相談して、
片っ端からいろんなビールを買ってきて、
先生にプレゼントしたのです。
ものすごく喜んでくださったと思うのですが、
今、思い出そうと思っても、
どんなビールをお渡ししたのか全然思い出せない。
多分、手近なところで手に入るようなもので、
特にストーリー性も一貫性もないラインナップだったのでしょう。

ビールの原料とか、作り方とかで、
味が変わると知ったのはかなりあとのこと。
当時は、「ビール」という単一のものだと思っていたから。

はっきりと「開眼した」と記憶しているのは、
盛岡に行ったとき。

のちに上司になった方との会食で、
「黒ビールは好き?」
と聞かれたものの、黒いのは濃いし苦いし・・・と尻込み。
「そういう人にこそ飲んでほしい」
と出されたのがベアレンビール(盛岡の地ビール)の「シュバルツ」。

これが!

びっくりするくらい美味しくて、
「えっ、黒ビールって、こんなに美味しかったんだ!」
と一気に開眼しました。

そこからは早くて、
ベアレンビールのいろいろなラインナップを楽しみながら、
徐々に海外ビールにも幅を広げていきました。

面白かったのは、サンディエゴのビールツアー。

最近は日本でも各地に地ビールがありますが、
サンディエゴは「マイクロブリュワリー」という、
小さな醸造所がたくさんあるのです。
そこを巡るツアーだったのですけどね。

ここでまた一つ開眼したのが。

サンディエゴには酵母の研究所があったのです。

大麦とホップが同じでも、
酵母が違うだけでガラッと違う味になる。
「おいしくはないけど」と出されたビールは、
まるで「醤油のような」味!

確かに、醤油だって、「醸造」で出来てるんですものね。

ビールの奥深さにますます興味を持って、
いろいろ試しておりますが・・・。

最終的には、
「どれも美味しい」
という結論に達します(苦笑)。