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部屋の奥までずかずか入ってくる学生は

今の大学ではありがたいことに私一人で一部屋を使わせてもらっています(職位に関わらず一人一部屋ある)。しかも一部屋が結構広いので、同じ面積でもみんな使い方がバラバラです。

私の部屋では、入ってすぐのところに大きめのテーブルを置いて、周りに椅子を散らしています。少人数のゼミや学生が相談に来たときはそこで対応していますが、普段は部屋の一番奥の机のところに座っています。

その状態でドアがノックされて、「どうぞ~」と声をかけたとしますよね。ドアを開けた人からすると、私は部屋の奥にいることになります。その場合の次の動きってだいたい2パターンです。

①部屋に入ってすぐのところで立ち止まる
②ずんずんずんと部屋の奥(私がいるところ)までやってくる

比率からすると①のほうが圧倒的に多いです。やっぱり「他の人の部屋」に入るのには少し抵抗があるんでしょうね。

一方で、どの学年でも一定数は②の学生がいます。ずかずかと部屋の奥まで入ってくるので最初はちょっとビックリしましたが、「なるほどこの子はこういうキャラなのね」という一種のスクリーニングにもなっています。悪く言えば無遠慮、よく言えば物おじしない。

車間距離ってあるじゃないですか。運転する人によってめちゃくちゃ詰める人もいれば、かなりあける人もいます。私は前と詰まっていると息苦しいのでかなりあけてしまいます。

それと同じで、私は他人との距離感も、近いと息苦しい感じがするんですよ。なので教員と学生という間柄でなくても、ある程度の距離は保ちたい。

そんなわけで、②のパターンの学生が来ると無意識に身構えてしまいます。

ちなみに、②のパターンの学生はいきなり自己中心的にしゃべりだすことも多いです。

今日は2人の学生が別々に私の部屋に訪問に来たのですが、片方の学生は①、もう片方が②の典型的なパターンでした。だからついこういうことを考えてしまった、というわけね。