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ポストコロナ時代の交際術

2023年に入り、依然としてコロナ禍でありつつも、少しずつ3年前の日常が戻ってきている感があります。
人との交流はオンラインだけでなく、実際に会って話したり、食事をする機会も増えましたよね。
私たちは3年前の緊急事態宣言から、人との関わり方が激変し、会議や飲み会も無くなり、人と会えない孤独感を感じつつも、同時に今まで必要だと思い込んでいた不要な交流にメスを入れることも出来ました。
それぞれに行動を自粛する中で、自分にとって本当に必要な人間関係、集まり、仕事のやり方など見つめ直す機会になりました。
いわば人間関係の断捨離ですね。
その断捨離期間を経て、これからは少しずつ交流が戻ってきます。
どのような人と、どのような関係を続けるか、再構築する時期です。
自分にとって心地よく負担にならない形で良い人間関係を繋ぎ直す大切な時期です。
その人間関係の秘訣を古人の教えから得たいと思います。

今から約2300年前の中国に道教始祖の一人とされる荘子
(紀元前369年頃 - 紀元前286年頃)という人物がいました。その言葉に、

『君子の交わりは淡きこと水の若し、
小人(しょうじん)の交わりは甘きこと醴(れい)の若し。
君子は淡くして以って親しみ、
小人は甘くして以って絶つ。』

ー君子之交淡若水ー  莊子 外篇 山木第二十

とあります。
「君子」とは立派な人物の意味で、「小人」とは凡人というような意味です。
つまり、君子の人との交際の仕方は、水のように淡々としているのに対し、
小人の交際の仕方は甘酒(醴)のようにベタベタとしてものだ、という事です。

依存関係であったり、お互いベタベタした付き合いは、執着を生み
長続きしません。
くっつくのも早いが、別れるのも早いものです。

それに比べ、水のように淡々とした交わりは、必要な時は交わり、不要な時はそれぞれの流れに任せている。とても自然体であるので、いつまでも飽きがこず、長続きする訳です。

心地よく、長く良好な人間関係を保つに為には、古人が教えているよう『淡交』を意識してみてはいかがでしょうか?

続きは随時更新していきます。
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https://note.com/eikan/n/nce50c4dc8079

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