心の距離感も大切に
私たち人間は社会的な動物です。
コロナ禍での生活が長くなればなる程、人と関わりたい、繋がりたいと感じる方も多いかと思います。
今まで以上にSNSに時間を使ってしまったり、オンラインサービスに没入し過ぎて日常生活に支障が出る、という方も多いと聞きます。
もちろん適切な使い方、時間であれば、とても有意義なコミュニケーションが取れますし、効率的な時間の使い方ができるでしょう。
しかしその一方で、不用意な発言に傷ついたり、人の投稿を見て自分の現状に落ち込んだりしている方も増加しています。
繰り返しになりますが、私たちは人間ですので、距離を開けろ!と言われれば、人の温もりが恋しくなりますし、近づき過ぎれば鬱陶しさを感じます。
その場の居心地の良さは、人との適切な距離から生まれます。
ドイツの哲学者ショーペンハウアーの寓話に「ヤマアラシのジレンマ」というお話しがあります。
〈ある寒い冬の日に、数匹のヤマアラシがいました。とても寒いので、お互いの体を寄せ合って温め合おうとしますが、お互いにトゲが刺さりあって痛い。一度離れますが、またすぐに寒くなり近づいて痛い思いをします。次第にヤマアラシ達は、痛くもなく寒くもない、ちょうど良い距離を探し始めます。そしてついに、互いの体を傷つけあうことなく、それでいてほどほどに温めあえる距離を見つけ出しました。〉
コロナ禍での現在では、物理的な距離感はソーシャルディスタンスといわれる距離が最適でしょう。
しかし目に見えない分、心の距離を適切に保つというのは難しいですよね。
常に自分の心の感覚を大切に、お互いの関係性が心地良いなぁと感じる、ちょうど良い距離感〈心の中道〉を意識して日々をお過ごし下さい。
続きは随時更新していきます。
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