見出し画像

にゅ〜みん睡眠動画コンテスト結果発表と自主制作振り返り

応募作品

今回、私が応募したのが、カルビーの睡眠促進の新商品「にゅ〜みん」主催の動画コンテストです。

画像1

「誰もが、見ていて眠くなる、また眠りたくなる動画」

というテーマで募集していました。先日結果発表されたので、その受賞作品と自身の作品の振り返りたいと思います。

自身の応募作品

その前に、今回応募した私の作品からご覧ください。こちらです。

残念ながら、今回も受賞を逃しました。残念!これで年内三連敗ですが、懲りずにこれからも応募し続けます。まずは、振り返り。
それでは受賞作品です。

グランプリ受賞作品/Sweet dreams

制作者 : ポチョムキン部 オダタツヤ様

最初の5秒で
「この動画は、レベルが高い」
と感じました。それはなぜかというと、

最初のシーンの組み立てがとてもうまく、かつ、それだけでこの動画の持つ眠た〜い世界観を表せている事にあります。
--------
00:01.「ひつじが、、、」
    羊アップでスタート

画像2

00:02.ピアノのBGMスタート
女性が牧場で裸足で全身が映る引きの絵

画像3

00:03.「いっぴき」
羊全身の絵。

画像4

00:04-5 寝返りをうっている寝顔

画像5


--------

以上約5秒の展開だけで、
・夢の中で羊を数えている女性という天地人が分かりやすく伝わる
・羊
🐑と女性👩‍🍼と夢の中、という眠たいテンポ感が、なんともキュート(エモい)な世界観で表されている

という2つの事を実現してます。

その後も、基本的に、この3つのシーンの組み合わせで進みます。このシンプルな構成も、全体的に統一して漂う、キュートな世界観を作っているんだと思います。
特に、女性が牧場で裸足で全身が映る引きの絵↓

画像6

がとても効いています。
このシーンだけスローモーションなんですが、夢の中の女性の、「眠りたいのになかなか眠れない」心情がよく表されていると思います。
裸足で黒の衣装で「立ってこっちを見ている」、という役者の演技も、この後にひつじの無頓着な表情と繋がっていきます。
きっと計算されているんだと思います。

さらに数えていく中で
「アルパカ🦙〜」
「なんだ、君たちが眠るのかよ」
など、クスッと笑えるユーモアも組み込まれています。

あとは何より役者。
表情豊かで、かつ美人ですね。
松岡 茉優さんに似てますね。

個人的にはカラーが気になりました。夢の中、という設定なのであえて彩度をあげて淡い色合いにしているのだと思いますが、どうしても冬の撮影、寂しい色合いになってますね。

ただ、全体的には、とてもレベルが高いな、と感じました。


準グランプリ受賞作品/あくびは続くよどこまでも

制作者 : 小竹 達志様

準グランプリは、なんと実写なし。

「にゅーみん」のロゴがあくびをしていく、というロゴアニメーションでの展開。まずそのアイデア自体で勝ちですね。さらに細かい工夫もあります。

・それぞれのあくびで「わ〜〜」という声が違う
・最後にCalbeeの「ee」のところがあくびで終わるというオチ

シンプルなアイデアですが、ちゃんとこの辺の工夫があることも高い評価につながったんだと思います。

その他、以下のような受賞作品があります。

「にゅ~みん数え歌」制作者 : 原田 恭子様

「【問題】日本昔話」制作者 : 千代延 義貴様

「これからお休みいただく皆様へ」  制作者 : 伊藤 ゆかり様

「課長からの電話」 制作者 : 藤後 マリエ様

以上が準グランプリでした。
どれも、ちゃんと考えられている作品ですが

特に最後の「課長からの電話」は、
電話に答えている女性のシーンのみで進行するとてもシンプルですが、最後のカットで全てが繋がる「あ〜なるほど!あるある!」とついつい見返してしまうストーリー。
シナリオの作り方、とても勉強になりました。

受賞作品分析

テーマが「誰もが、見ていて眠くなる、また眠りたくなる動画」という抽象的なこともあり、全体的に
・実写、アニメーションなど表現方法が幅広い
・ストーリーがさまざまでシナリオ作りの面白さで勝負している作品が多い
・デザイン性の高い作品が受賞している

の3つが特徴的でした。個人的にも足りない部分、とても勉強になるコンテストでした。

自分の作品を見返して

今回の受賞作品を踏まえて、仮に自分の作品を作り直すとしたら、

・デザイン性(キュートなテイスト)
・クスッと笑えるユーモア性

この2つが他の作品と違い、足りなかったんだと思います。

全体的なトーンが、ちょっと暗いですね。
「スマホを見ている一人称」でストーリーを展開する、という発想自体、少し暗い映像になりがちです。
例えば、眠たそうな猫の映像を見る、とか明るい展開の工夫はできたと思います。

ユーモア性に関していうと、最初の企画、シナリオ段階から、組み込んでいく必要があると思いました。もっと良い作品を見て学びたいと思います。

まとめ

以上「にゅ〜みん睡眠動画コンテスト」の受賞作品と自主作品振り返りでした。

全体的にとてもレベルが高く、学びが多かったです。

特にグランプリの「Sweet dreams」については、最初の約5秒で
・夢の中で羊を数えている女性という天地人が分かりやすく伝わる
・羊
🐑と女性👩‍🍼と夢の中、という眠たいテンポ感が、なんともキュート(エモい)な世界観で表されている
の展開を表現した、計算されているレベルの高い作品でした。

また準グランピリの「あくびは続くよどこまでも」についても、ロゴにあくびをさせる、という素晴らしいアイデアで、かつ
・それぞれのあくびで「わ〜〜」という声が違う
・最後にCalbeeの「ee」のところがあくびで終わるというオチ

と、ちゃんと工夫がある作品で、アニメーション作品の見せ方として勉強になりました。

受賞作品と自身の作品とを比較して、
・デザイン性(キュートなテイスト)
・クスッと笑えるユーモア性

の2つの点で、差があると感じました。

個人的にとても勉強になるコンテストでした。

以上です!

振り返り動画はこちら!

Eijiの動画では
動画制作に役立つ実践的なノウハウを発信しています。

YouTube、Twitter、instagram、noteで定期的に発信していますので、フォローお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?