生まれる朝。
生まれる朝。人は毎朝、新しく生まれ変わるのだと私は思う。
あきらめることは何もない。朝は昨日の続きではない。新しく生まれた今日を生きるんだ。
椅子には人の心がそっと染み込んでいるような気がする。誰かを待つときも、休んでいるときも、心はいつも何かを想っている。ゆっくりと穏やかに。それを椅子は静かに受け止めているのだと思う。
写真の中に人がいるだけで、物語が生まれる。彼女たちは、カメラで撮った画像をのぞき込んでいる。その風景を私の心がのぞいている。心が小さく踊っている。誰もがみんな笑顔だ。最後まで読んで下さってありがとうございます。大切なあなたの時間を使って共有できたこのひとときを、心から感謝いたします。 青木詠一