やがて満ちてゆくもの。
小さな心の行き違いは、どうしようもないにしても
どうして心はこんなにも、言えない言葉ばかり
捜すのだろうかと思うときがあります。
夜空に月が見えました。
まるで宇宙の傷跡のような
誰かの寂しい想いのような・・・
そんな哀しい三日月でした。
そんな淡い三日月でした。
夜空に星が見えました。
まるで海辺の輝きのような
夏の花火の終わりのような・・・
そんな懐かしい星でした。
そんな寂しい星でした。
私はまだ、見えない何かに
恐れているだけかもしれない。
夜空を流れる星たちのように
ゆく先もわからないままに。
哀しみや憂鬱も
やがて訪れる幸せのカタチだと
いつか、君は教えてくれた。
あの三日月のように
やがて満ちてゆくものだと。
だから今は見えなくても
必ず光は照らしてくれるのでしょう。
そこが僕らの歩く道なんだと。
最後まで読んで下さってありがとうございます。大切なあなたの時間を使って共有できたこのひとときを、心から感謝いたします。 青木詠一