誰もいない夜明け前の小さな駅にて。

画像1 誰もいない夜明け前の小さな駅。どうしてこんなにも悲しいような、懐かしい気持ちになるのだろう。
画像2 たぶん幼かったあの頃、親と一緒に歩いた暗い駅を、どこか怖かったあのときを、心のどこかで思い出すからだろう。
画像3 見知らぬ駅は、不安でたまらなかった。悲しくてたまらなかった。手をつなぐ自分の親でさえも、まるで知らない人のように思えて。
画像4 そんな思い出が懐かしいのは、必ずその不安の後で、抱きしめてくれた温もりを、心が覚えているから。あの笑顔が、まだ、この心にあるから。

最後まで読んで下さってありがとうございます。大切なあなたの時間を使って共有できたこのひとときを、心から感謝いたします。 青木詠一