この風景が消えてしまうその前に。
この風景が消えてしまうその前に、もう一度、君に会いにゆく。
この風景を見ていると、幸せの意味がなんとなくわかる気がする。同じ景色を見ている君は笑うかもしれないけれど、信じてみるのもいいと思うんだ。
君は言った。花は散ってゆくのではなくて、ただ、私たちに、さよならを伝えているのだと。そしてまた、会えるのだと。
また新しい季節が巡りくる。新しい何かを、いつも僕らに伝えるために。
そして新しい物語が、ここからまた始まるから。最後まで読んで下さってありがとうございます。大切なあなたの時間を使って共有できたこのひとときを、心から感謝いたします。 青木詠一