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お客様が神様なら私たちは天使になる。【仕事エッセイ】

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著書「それでもお客様は神様ですか?」のその後の未公開エッセイ。サービス業の仕事・接客・人間関係・その苦悩について書いたものです。
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2018年10月の記事一覧

あの頃のパワハラと大切なもの。

昔あった小さな事件を思い出す。電器売場の店員だった頃のことだ。 あるアルバイトのA君が、…

青木詠一
5年前
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憎んだ彼と心の答え。

私はどこか、彼のことを憎んでいたのかもしれない。彼は常に先のことを考えていて忙しく、いつ…

青木詠一
5年前
18

クレーム日記「レジクレームと何が大事だったかということ」

そのときお客さんの怒鳴り声が、売場に響いていた。私がまだ、電器売場の店員だった頃のことだ…

青木詠一
5年前
9

ナポレオンスタイルの彼。

彼に左腕がないことを知ったのは 出会って2日目のことだった。 サメのようなメガネをしていて…

青木詠一
5年前
14

あのうボク、迷子なんです。

昔、食品売場の店員をしていた頃のこと。売場で商品補充をしていると、いつの間にそこにいたの…

青木詠一
5年前
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「自分プロジェクト」のすすめ。

松浦弥太郎さんのエッセイが好きで、最近よく読んでいる。その中で「自分プロジェクト」という…

青木詠一
5年前
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クレーム日記と傷つけた言葉と。

言葉というものは、本当に不可思議で、捕らえようのないものだなと思うことがある。昔、まだ、ブログという言葉もなくて、私が「電器売場店員のクレーム日記」というサイトで日記を書いていた頃のこと。 訪問者の方から頂くメールのそのほとんどが、励ましや、共感のメールで私は感謝の気持ちで胸がいっぱいになった。けれども、たまに私に対する批判のメールが届くこともあって、その度に私は謙虚に(時には落ち込むこともあったけど)反省をしたりしていた。 でも、中には私の人格さえも否定したような傷つけ

自分の翼を持っている人。

フリーターの若いアルバイトが、この仕事を辞めることになった。めでたく就職が出来たらしい。…

青木詠一
5年前
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