パ・リーグ３位争いの行方
ロッテがライオンズに連勝、そして楽天がまさかの３連敗。クライマックスシリーズ進出へ向けての３位争いが一気に大詰めとなってきました。
まずは昨日のロッテ対ライオンズの試合のポイントから
◎2024年9月29日埼玉西武ライオンズー千葉ロッテマリーンズ25回戦
・６回表
昨日のポイントはもちろん６回表、そして８回表の攻撃です。
６回先頭バッターの藤原が内野ゴロで凡退。ライオンズ先発の與座からなかなかチャンスがつくれない展開。唯一それまでヒットを打っていた藤原からの攻撃で期待して見ていたのですが、結果はセカンドゴロ。キレのある変化球と緩急のある配球。そしてタイミングの取りづらいテンポの変わる投球フォーム、序盤、球数を多く投げさせるものの、なかなか打ち崩せないロッテ打線でした。
しかし続く安田。ちょっと真っ直ぐを狙っていたのかなという感じでしたが、ストライクを積極的に狙っていこうといういつものチーム方針かもしれません。安田は與座の真っ直ぐをセンターへ弾き返しツーベースヒットで出塁。そして友杉ファーストゴロの間にランナーの安田は三塁へ進みます。
そしてツーアウトランナー三塁で迎えた場面、バッターは岡大海。この試合の與座の、ここまでの好投から考えて、あまり期待していませんでした、正直。打てたらいいなぐらいの感じです。ロッテ打線は本当にタイミングの合わない内野ゴロ、三振が多かったので。
・岡大海、まさかのスクイズ。
初球でした。ボールはサードとピッチャーの間を抜けショート方向に抜けていくプッシュ気味のバント。慌ててサードを守る佐藤龍世が追いかけるもののボールが手につかず。三塁ランナー、バッターランナー、オールセーフ。見ている方も言葉にならない声を発していました。ロッテが一点を先制。
・８回表
ツーアウトランナーなし。バッター友杉が２球目の真っ直ぐをセンター返しのシングルヒットで出塁。続く前の打席で先制のスクイズを決め、気分よくしている岡。初球の真っ直ぐをレフト前へ。そしてそしてツーアウトランナー、一二塁。バッターは藤岡。これまた初球の今度はシンカー系のボールをセンターへのツーベースヒット。二塁ランナーの友杉がかえり、追加点の２点目。簡単にツーアウトになってからの早いカウントからの積極的な攻撃、見事な連打でした。
・もっと積極的な代打起用が見たい。
しかし、ツーアウトランナーが二塁三塁。スコアは０−２でロッテのリード。とは言っても、まだ２点差です。取れる時に点を取り、さらに点差を広げて８回の裏、９回の攻防に備えるべきです。バッターは７回裏から角中に替わり守備固めとしてレフトに入っていた和田。いいですか。和田が悪いと言っているわけではないのです。たたシーズン終盤のこの時期を考えるともっと代打を起用してほしいものです。和田は今シーズンずっと一軍にいるわけですが、バッティングの成績としては８本のヒットしか打っていないのです。ベンチには、中村奨吾、荻野、愛斗といった選手が残っていました。守備を考えてもレフトに愛斗を起用することは十分可能です。荻野、中村翔吾を代打で起用してさらに追加点を取りにいって欲しかった。多分右腕だから左打者の方がという考えでしょうかね。結局、和田はどん詰まりのセカンドライナーというか小フライ。
ですが、終わってみればそんなちっちゃな不満とは裏腹に、試合の方は無事に、０−２で千葉ロッテが勝利しました。投げては先発小島が７回を投げて４安打、四球が４つと少し多めでしたが１２勝目。鈴木昭汰から、抑えの益田と繋ぎ零封リレー。
良かったです。他にも色々ありましたが、勝利は勝利です。
◎楽天まさかの３連敗
今日明日のロッテ対楽天の直接対決二連戦でCS進出が決まる可能性も出てきました。
ロッテが残り４試合。楽天が残７試合。もしロッテが１勝３敗で終われば、楽天は残り６勝１敗で終わらなければなりません。もしもロッテが２勝２敗で終われば、楽天は７勝しなければなりません。今日、明日ロッテと楽天は直接対決ですので、ロッテが２勝すれば楽天は他の対戦カード全てに勝ってもあと５勝しかできませんので、両チームが７１勝に到達したとしてもロッテが３位となります。つまり、今日明日ロッテが勝てばクライマックスシリーズ３位での進出が決定となります。
◎今日の楽天ーロッテ
楽天の先発が早川、今シーズン11勝5敗防御率2.37。前回ロッテとの対戦では9月6日のZOZOマリンでの試合では8回2/3を投げて完封まであと一人というところでした。対するロッテは怪我により戦線を離脱していた種市。今シーズン7勝8敗防御率3.16。両先発の出来具合が最大の注目ポイントではないでしょうか。
クライマックスシリーズ進出に向けて、とにかく好ゲームを期待したいものです。
それではマリーンズ Fighting！！
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