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制度としての数学

問題提起として書いています。

制度としての英語というのはあって、実際にはなかなか使えないような内容のカリキュラムが教育制度の中で発達していると思います。例えば、私が10数年指摘していた点ですが、

英語の抑揚は強弱ではありません

が、教育制度の中で強弱だとされていて、皆が強く読む、弱く読むをしながら、英語を読むわけですから、

ちょっと英語が得意な日本人は、ほとんど例外なく、ロボットのような英語になっています。

なぜ強く弱く読むと制度内でしているかというと、そういう白黒のルールを持つことで、試験問題が作れるようになるからです。

皆さんも、この単語のどこを強く読むか、、というようなことを暗記したことでしょう。

数学でも同じことが起こっているのではないでしょうか?

この点については、数学者のかたがた、数学に関連していると思われる職業についておられるかたがたの意見を参考にしたいものです。

例えばお医者さんと言えば、日本では、数学が苦手な人離れない仕組みになっていますが、もちろん、毎日、数学を使われているのですよね?

まさか足し算、割り算しか使わないということはないですよね?

エンジニアの皆さんも、毎日、数学の問題を解いておられるのでしょうか?まさか、ソフトウェアが全部やってくれるということはないですよね?

私は1992年から94年の間に、私立高校で英語教師をしていました。文系私立コースの担当だったのですが、生徒に、なぜ文系なのか?と聞くと、全員が、「数学が苦手だから」と答えました。

事実上、数学が、生徒の進路を決定していたわけです。

私は、大学までは日本で英文科、つまり文学部だったのですが、米国の大学院に行ってからは、社会学を専攻しました。社会学はデータを扱うことが多いので、統計学の勉強もしました。

博士号を取ってからは、かなり長い間、実験や、統計分析をしていますが、それほど数学を使っているという感覚はありません。

アルゴリズムを使っているという感覚はあります。

おそらく、概念的には数学的な考え方をしていることがあるのかもしれませんが、楽譜が読めないけどピアノが弾けている感じかもしれません。

しかし、中学生や高校生の時に学校で勉強していた数学とは違うような気がしてならないのです。

ソーシャルメディアで、エンジニアになるのに数学がいるの?とか、プログラミングをするのにいるの?みたいな話題が良く上がるので、気になっています。

でも、確実なことを言うには、もう一度、学校でやった数学をやり返さないといけないかなとは思っています。

数学を本当に純粋に追及する人もいますが、実際上、仕事で使えるような形、応用できるような形での教え方もありえるのではないかなと自分は考えています。

ただ、現在の学校での数学の教え方は、この上の二つの目標から考えた時、どうなんでしょうか。

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