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30後半から英語をはじめたおじさんの話-勉強法編-


勉強法

これは英語に限った話じゃないのですが、勉強において勉強法が最も重要になります。例えばCiscoという世界最大のネットワーク機器ベンダーが自社で提供しているネットワーク資格があります。
その中でCCNAというネットワーク初心者がまず目指す資格があります。
さて、これを取得する(だけ)にはどう勉強するのが良いでしょうか?

まず情報収集から始めますよね?
合格した人はどういうことをしていたのか?どれくらいやっていたのか?テストの範囲は?難易度は?CCNAに関する色んなことを調べます。
そうすると合格者のほとんどが過去問をひたすら解いているだけなことがわかります。理由は明白でCCNAは、問題を使い回しまくるので過去問をひたすら解くのが最高効率なのです。間違えた問題に関して正解の理由を補完しながら勉強するのが最も最短で最速で最高効率。ただしこれはあくまでCCNAを取得するための勉強法であってネットワークの深いところを理解するための勉強法ではありません。あくまで試験に受かるためだけの勉強法です。

英語はなぜか山ほど勉強法がある

英語に関しても全く同じで学ぶという以上、最高効率の勉強法があるわけなのですが、インターネット上でインフルエンサーやら動画やらブログなどでこれをやったらたった一年で英語ができるようになった!みたいな思わず飛びつきたくなるような謳い文句が溢れていますよね。それらを精査するとわかりますが、人によって言ってることが正反対なのです。つまりまったく同じ勉強法でも、とあるインフルエンサーは最高と言っているのにもう1人のインフルエンサーは意味ないからやらなくてよしと言っているような経験を少し勉強法を調べれば30分以内にそのような状況にきっと遭遇するはずです。

一年で英語ができるようになったはある意味で正しいのでしょう。その人にとってはそうだったというだけで。前述のCCNAに合格するという目的であればもはや、取る選択肢は一つだけで多くの合格者がやってきた実績のある方法である過去問解きまくるが最適解になるのですが、英語学習の勉強法に関しては大抵の人はエビデンスが非常に弱いです。大体その人だけです。稀におそらく架空の生徒が登場したりしますが本当かどうか全くわからないのです。

そもそも英語に関しては目的が人によって様々です。大学受験で偏差値70以上取れるくらいの力をつけたい、京大英語をスラスラ解きたい、TOEIC900点を目指したい、海外留学したい、英語会議を聞き取れるようになりたいなどなど人によって目的がまったく違います。そして忘れてはいけないのがその人の現在のレベルがどれくらいなのかという点です。例えば東大生がこの英語の参考書やって偏差値70取れたよと紹介していた無茶苦茶難易度の高い参考書をいきなり英語が全然できない人がこれ読めばできるようになるのか!やるぞ!とか言って取り組んだところで10ページ進めてやめているのが関の山でしょう。TOEIC900点目指してるのに英検の参考書ばかりやっても望むべく効果はないでしょう。もちろん英語力という点では上がるでしょうが目的を達成する意味では異なります。

科学的根拠はあるのか?

なので英語学習ほどしっかりと自分の現在の実力をしっかりと把握した上で科学的エビデンスに基づいた勉強法を取る必要があります。もともと英語が得意だったかもしれない人がこの勉強法をして海外の人とペラペラ話せるようになったよはそれが本当なのであれば1/1に効果はあったのでしょう。

しかし統計学の観点からすればこの1/1に頼るのは薄い氷の上を歩いているようなもので再現性が果たしてあるのか統計的に有意とは言えないからです。それこそ少なくともサンプル数は1000以上は欲しいですしなんなら論文とかそういうものレベルで証明されてるものが欲しいのが理系にいる人間として思うのが必然であり、特に30代後半から英語学習をやり始めたようなおじさんには失敗はなるべくしたくないのです。残りの寿命的に。

そういう訳でまずはなるべく多くの人に再現性のある勉強法で勉強する必要があるので勉強法をしっかりと学ぶ必要があります。そこで英語の勉強をする前にまずおすすめしたいのが勉強法の本を読むことです。

私はこれらの本は学習の途中から読みましたが、理系としては非常に納得しやすく理解もしやすく科学的な根拠もきちんと書いてあり多くの生徒で再現性も高い方法だと判断できるものばかりでした。1冊だけだと比較ができないのでわたしはどちらも読むことをお勧めしますがどちらか一つでも問題はないと思います。6-7割は同じようなことが書かれているので。

私の現在の勉強法は、最終的に英語コーチングで教わったこととこれらの勉強法の本を組み合わせて自分が今学ぶ必要があるところを都度、勉強法の本を読み直しながら勉強しています。音源にアジア英語に慣れたいから実際の英語会議の録画使うなどのアレンジは多少してますが。

例えばわたしなんかそうなんですが、料理がまだそんなに出来なかった頃にレシピを見ながらここに塩もう少し足した方が絶対美味いよな!みたいな素人のくせになぜかよくわからない謎の出来るよな感が出てアレンジを加えた結果、失敗するみたいなことをわりと起こしがちだったんですが勉強法も一緒です。基本的に科学的根拠や多くの生徒を教えてきた予備校講師とかは大量のエビデンスやサンプルをもとにしているので100%ではなくとも1万人が試したら8000人はうまくいくだろうという勉強法を作ってますし、そういうカリキュラムを作り上げています。それで伸びないのは単純にカリキュラム通りやっていないか、自分のレベルに見合ってないものをやっているだけだと思います。

まずは正しいフォーム(勉強法)をしっかりと理解することが1番大事です。
正しいフォームを身につければ、自分の目的に沿ってその勉強法をもとに各種参考書、動画やアプリなどを活用して勉強していけばいいだけなのですから。

目的と自分の実力と楽しむこと

勉強法を理解したら、実際にやらないと英語力はもちろん伸びません。以下については受験英語やってた時の私と今の私の英語への取り組み方を考えてみたときに、何が違ったのかを割り出したものです。もちろん1/1なので科学的根拠もエビデンスもないので、私はこんな感じだったよ的な話ですが。

正しい勉強法かどうか
実力に見合ったことをしてるか
勉強時間を捻出してるかどうか
楽しんでるか

これくらいかなと思います。

正しい勉強法

これはすでに述べた通りです。

実力に見合ったことをしてるか

これは高校生の頃のは私の話ですが、進学校で周りが超有名大を目指してる人が多かったので自分もこれくらいの英語の参考書をやろうと偏差値50以下なのにも関わらず、早慶英語みたいな予備校の授業をとったりして全然分からないからやらなくなり英語がますます嫌いになるという多分に見栄と自分の今の力を認めたくないチンケなプライドが英語力を伸ばさせない要因になっていた気がします。大事なことはちゃんと自分の力を背伸びせず把握し続けることです。私は子供が読むような1ページに2ワードくらいしか書いてないような絵本から読み始めました。

勉強時間を捻出してるかどうか

あなたがよっぽど勉強できる才能や語学に関する才能を持っているのであれば身につくスピードが全然違うのであればこれに当てはまることはないかもしれません。
しかしあなたが30代後半から英語を学び始めた学生時代も大して英語ができなかったおじさんと似たような日々を過ごしているのであれば、単純に勉強時間を捻出するのが最も大事です。かけた時間は裏切りません。私でいうならば、英単語は毎日やっているのでTOEICの問題集で単語がわからないから理解できないみたいなことは今はまったくありません。
語彙量は最もわかりやすい変化を生むものの一つでしょう。

私は通勤時に単語をやってますし、昼休みもプロテインドリンク飲みながら1時間勉強してます。帰りも電車の中で単語をやってますし、帰宅してからは声を出すことができるので音読もすることができますし、音声を使った勉強もしやすくなります。寝る前にも単語をやっていますし、お風呂でアプリ使って歯を磨きながら英語に関する何かをしています。その時々で違いますが。たまに独り言を英語で言ってたりもします。とにかく英語に触れる時間を増やすことが大事です。

楽しんでるか

これは何にでも言えますね。スポーツにしてもゲームにしても漫画にしても自分が好きなことって自ら積極的、能動的に調べたり取り組みます。時間溶けてますよね。英語も同じでつまらないなって思ったり義務感でやってるならあまり伸びないでしょう。私はかなり英語が好きになり、これ英語でなんて言うんだろう?って日常のちょっとしたことを調べたり、英語の本を読むのが楽しかったり、音声分析をしてちゃんと音声を聴き取れてるっていう自分を確認できたりするのが好きだったりします。楽しいから楽しい勉強に偏ってしまうので英単語を覚えたり、英文法の用法を覚えたり単純な暗記みたいな義務感凄い勉強は嫌いなのですが、上述したように楽しい勉強もいくつもストックしてあるのでその辺りのバランスをとるようにしています。英単語きついけど終わったら英語の本読もうとかそんな感じです。ここで言いたいことは自分が楽しんで取り組める勉強法をいくつかストックしておくとモチベーションが維持できます。嫌いな勉強も楽しい勉強で実力を積み重ねると、これってあれじゃない?みたいな発見を何度も出来るので楽しくなってきたりします。勉強において自分が身につけたことを使う機会や理解できたことをアウトプットできる機会を自分で体験すると楽しくなるので。

というように具体的に何をしたら英語伸びるよ!とは私は言えませんが、少なくともまずは英語の勉強本を読んでみることをお勧めします。あとお金に余裕があるなら英語コーチングもお勧めです。(個人のコーチングではなく企業の方をお勧めします。)その上でインターネット上で紹介されてるやり方を見てみるのがいいと思います。

書いてる人の英語力

大学受験時:英語偏差値40台
大学受験以降、30台後半まで英語全く触れずな生活をしていました。
英検は3級をとったくらいです。TOEICは現在の会社に入るまで受けたこともなし。

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30後半から英語をはじめたおじさんの話-まとめ-


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