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30後半から英語をはじめたおじさんの話-音読編-

音読の難しさ

音読は英語を学ぶ上でめちゃくちゃ役に立ったなと思った学習法の一つなのですが、いかんせん音読をできる環境が家しか基本的にはないので環境的なハードルが高い勉強でもありました。例えば塾の自習室なんかでやったら即追放案件ですし、電車で音読してたら変な人扱いされて周りから人が離れていきます。

音読の重要性

音読が重要ということは勉強法の本でも、多読の本でも書かれていました。なので大事なんだろうなとなんとなく理解していました。確かに音読をすることで耳から音を聞けるし、自分が正しい発音をしているのかの確認もできるしくらいの感じですが科学的にはちゃんと根拠があるようです。勉強法の本にそのあたりは書いてありました。

多読としての音読と精読としての音読

英語の音読については2パターンに分けてやっていました。
どういうことかというと多読をしているときの音読と精読をしているときの音読です。多読としての音読はシンプルで、ただ文章を声を出しながら読むというだけのものです。いや、それが音読でしょ?と思われた方もいるかもしれません。私も書いててそう思いました。要するに物語として多読を楽しもうねということです。一方で精読としての音読が自分の中で特に役だったなと思った方法なので実際にやっていたことをご紹介します。

具体的なやり方

◆事前準備

スクリプト付きの音源(自分のレベルを逸脱していないもの←超大事)
ノート(私はiPadにGoodnotesというアプリ使っています。)

◆手順

1.音源を1回流し、ディクテーションを行う。(1文ずつ音停止)
2.音源を自分がもうこれ以上聞き取れないというまで流し、ディクテーションを1に継ぎ足す形で行う(その際、1回目で使ったペンとは違う色で行う、また単語はわからないが音としては聞き取れたものはカタカナで書いておく)
3.スクリプトを見ながら聞き取れなかった部分を書き出す。
4.不明な英単語を調べる、英文構造を分析し、意味理解まで行う。
5.音源を0.7倍速にして音声分析を行う。
6.1.0倍速でオーバーラッピングを10回行う。(その際、英文構造を意識して音読することが大事になります。)
7.1.0倍速でオーバーラッピングを10回行う。(その際、意味を理解しつつ感情を移入しながら話し手の気持ちになりつつ身振り手振りまでつけることを意識する。)
8.1.0倍速でシャドーイングを10回行う。早すぎて厳しい場合は0.7倍速でやっていたりします。

ということをやっていました。というか今現在もやっています。文字だけだとわかりにくいと思いますので項目ごとに説明するとこんな感じです。字が汚いのはドンマイということで。

具体的なやり方(画像付)

◆下準備
今回使った教材:「フォニックス英語リスニング
今回の音源https://www.abceed.com/へアクセスし、フォニックス英語リスニングの教材を選ぶ。そのあとに音声(無料)を選び、「No.232(4) 赴任先で」を使いました。
※登録必須ですが色々な参考書の音源を無料で使えるおすすめのサイトなのでこの機会に登録しておくといいと思いますし、無料で使えるので実際に一緒にやってみていただくとよいかと思います。なるほど、そうやってんのねというのが体験できると思います。

1.音源を1回流し、ディクテーションを行う。(1文ずつ音停止)

2.音源を自分がもうこれ以上聞き取れないというまで流し、ディクテーションを1に継ぎ足す形で行う(その際、1回目で使ったペンとは違う色で行う、また単語はわからないが音としては聞き取れたものはカタカナで書いておく)

※今回は聞き取れなかったのは単語だけだったので画像なしです。

3.スクリプトを見ながら聞き取れなかった部分を書き出す。

4.不明な英単語を調べる、英文構造を分析し、意味理解まで行う。 

※先に音声分析をしてしまったので赤文字は気にせず、緑の部分が追加部分です。割と適当でこの辺りは大丈夫です。

5.音源を0.7倍速にして音声分析を行う。

赤文字が分析結果です。リンキングしてる部分には下線の斜めのひいて、音声変化しているところは▲マークをつけて脱落や同化してるところは斜線を引いています。リスニングに本格的に向き合うようにしてからしばらく一番大事にしていた工程です。

6.1.0倍速でオーバーラッピングを10回行う。(その際、英文構造を意識して音読することが大事になります。)

何度も音読してるとただ文字読んでるだけになりがちになるので必ず構文を毎回意識しながら読むようにします。早すぎてついていけない場合は速度を下げます。この工程で1.0倍速で言えるようにしっかり口を慣らしていきます。音源の音もしっかり真似します。真似がとにかく大事です。

7.1.0倍速でオーバーラッピングを10回行う。(その際、意味を理解しつつ感情を移入しながら話し手の気持ちになりつつ身振り手振りまでつけることを意識する。)

次の10回は、意味をしっかり理解しながら話し手の気持ちになって(ここかなり重要)感情移入をしながら相手に話すor読み聞かせる気持ちでなんなら身振り手振りまで使って読みます。感情込めて音読をするとなぜか知らないけれどやたら英文がスイスイ出てきやすくなります。(当社比)

8.1.0倍速でシャドーイングを10回行う。早すぎて厳しい場合は0.7倍速でやっていたりします。

文章を見ずにシャドーイングを10回やって6~8まで合計30回読んで終わりです。

というような音読をやっています。精読の時の音読と多読の時の音読をこうやって使い分けている感じです。音読はプライオリティが高いので優先的に継続してやっています。

ちなみにAudibleでプロの音声を使った音源は子供向けにめちゃくちゃ読み聞かせるように読んでくれるのでめちゃくちゃわかりやすいのでこちらもお勧めですが高いです。最初の30日間は無料なので試してみて使えるかどうか判断してもいいかもしれません。私のおすすめはMagic Tree Houseですが定額に入ってなくて課金なのでお勧めはしません。笑

書いてる人の英語力

大学受験時:英語偏差値40台
大学受験以降、30台後半まで英語全く触れずな生活をしていました。
英検は3級をとったくらいです。TOEICは現在の会社に入るまで受けたこともなし。

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30後半から英語をはじめたおじさんの話-まとめ-

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