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#15「クリエイターを志す人たちへ」

あなたは、クリエイターになることを夢見ています。

まだ報酬を獲得できていないあなかがそれを実現し、安定した収入を得るためにはどうしたらいいのか?

①学校に通う、本を読む、YouTubeを見る(技術を学ぶ)
②案件を獲得する(技術を売る)
③安定した収入を確保する

こう言った流れが一般的ですが
①と②の間に1.5というものが存在します。

それは、「あなたが学んだ技術が評価される」です。

クリエイターは自分がプロですと言えばプロになれる世界ですが
技術を持っていても、その技術が評価されない限りあなたは一生クリエイターとして報酬を得ることが出来ません。

では技術を評価されるためにどうすればいいのか?

それは、技術の先行投資です。


①バンドというビジネスモデル

バンドが”武道館でライブする”という目標を実現するためのプロセスを紐解いていきます。

①バンドを組む
②曲を作る
③練習する
④ライブする
⑤レコーディングして音源を作る
⑥作った音源をCDとして売る、配信する
⑦お客さんが増える
⑧ワンマンライブをする
⑨ ②〜⑧を繰り返す

100人規模…500人…1000人…2000人…5000人と増えて武道館というゴールに辿り着きます。
ではバンドはどうやって収益を生んでいくのでしょうか?

それは⑥CDや配信の売り上げと、他にグッズを作ればそれも収益になるし、
⑧ワンマンライブ等のイベントを主催することで収益を生みます。

他にも主催じゃない場合でもギャランティが発生したり。

では、そんなバンドが結成して間もない頃、100人規模でワンマンライブが出来るまでの時期ですが

ほとんどのバンドは収益はありません。

練習するにもスタジオ代がかかるし、レコーディングは決して安い金額ではないし(自分達でするにしてもマイクやスピーカーの機材の先行投資がある)

すなわち技術の先行投資をし、ライブや音源を通じて評価した人たちがライブに足を運び、チケット(動員)のバックやCDを買うことで収益を得ていきます。

規模が大きくなるほど売り上げは増えていき(もちろん支出も)、いつか武道館でライブをするというゴールを迎えます。

これを、バンド組んで曲を作って練習して、
「さぁ、初めてのライブ!」という時に武道館を抑えますか?
元々バンドで実績のある人がやるということは稀にありますが、知名度が全くない状態でやるのは無謀でしょう。


②他のクリエイターに置き換えてみると

「私はプロです!作品を見ていいなと思った方、ご依頼お待ちしてます!」
とSNSで呼びかけても依頼なんて全く来ません。

それはあなたがプロとしてどれだけ実績があるか?を共有できていないからです。

そして、その実績がない人はいつまで経っても共有できないので依頼が来ません。
なのであなかたが今まずすべきこと、それは
"実績を作る=技術を知ってもらう"です。

もちろん、そんなことを言うと
「クリエイターの価値を下げるな」という声も出てくるでしょうが、
そもそも価値のないクリエイターがこれ以上下がらない価値に何を嘆いているのか?

というだけのお話です。

現実を知るという所から始めて一歩一歩進んでいきましょうと言ってるだけなので、共に頑張りましょう。

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