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地方で教育関係の仕事をしながら勉強しています。 社会人大学院を修了しました。 面白いこ…

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地方で教育関係の仕事をしながら勉強しています。 社会人大学院を修了しました。 面白いことを社会実装したい! #教育 #学習 #教養 #生涯学習 #リカレント教育 #リスキリング教育 #探究 #起業家教育 #ICT #DX #クリエイティブ #統計 #データサイエンス

最近の記事

数学の授業における、内容の定着を促す方略(教師側)

高校数学の授業で学んだことをが実生活に直結して、普段から使用していることであるならば理解は速い。しかし、高校で学ぶ数学が日常生活で目に見えていることは少ない。これより、せっかく学んだことも教科書的な解き方だけの理解となり学問理論と異なることでわかっているようでわかっていない、とか説明できないという状況に陥ってしまう。 このような時に、教師として必要な方略は、生徒の「勘違いしている」部分を修正することである。わかっていない部分ではなく、勘違いしている部分である。わかっていない

    • 原因は学校にあるのかもしれない。

      高校生は、なんだってできる。グレタさんのような若者だって世の中を動かした。グレタさんが、こんなことしたら学校の先生に怒られるかも知れないなんて思っていたら毎週金曜日に学校を休んだりしない。 環境活動をしている高校生がここ最近増えている。Z世代と言われる人たちのエシカル思考の1つかも知れない。僕も高校生と環境活動をしているので、一昔前に比べて本当の増えた感じがする。 高校生が環境活動を行なっている形態としては2つある。1つは、学校の探究学習の一環で行なっている人たち。もう1

      • 勉強から学習、そして学びへ

        先日、職場で学校3.0の話になりました。 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/002/siryo/__icsFiles/afieldfile/2018/06/20/1406021_17.pdf 学校1.0「勉強」 学校2.0「学習」 学校3.0「学び」 詳しい内容と違いは上のpdfで確認をしてもらいたいのですが、society〇.〇に合わせた学校のバージョンのことを言っています。 そのとき、多くの先生が

        • 探究学習の秘訣「一緒に行けるところまで行く」

          2022年1月4日(火)の日経新聞の記事に広島県の平川教育長の記事がありました。とても良い記事だったので共有します。 2020年は商業高校を重点的に改革を行い、カリキュラムから改革を行いました。新カリキュラムの本質的な問いを「生きるって何?」として、授業として、ビジネス探究プログラムというPBLを開始したそうです。人生の振り返りから対話をしてクラス内では何でも話せる土壌づくりができたそうです。いったん学ぶことが面白くなった生徒は「読解力が必要だ」と思えば国語の勉強を進んで行

        数学の授業における、内容の定着を促す方略(教師側)

          学びや研修のデザインに役立つ「認知負荷理論」

          今回の「認知負荷理論」は、以下の時に知っていると良いと思われます。 ・授業を設計する時 ・教材を作成する時 学校で生徒や学生、会社で社員向けの研修等を行う場合に、役立つ「認知負荷理論」という話をします。学習者の学びの効率を高めることが今回の目標です。 そもそも、認知負荷とは、学習者が頭の中で情報を処理する際にどれだけの認知処理容量を割り当てる必要があるかを指す概念です。 もう少し、具体的な話をすると、学習において重要な役割を果たすのがワーキングメモリ(短期記憶、作業記憶

          学びや研修のデザインに役立つ「認知負荷理論」

          ICTを利用した数学の探究的学習の提案1

          今回は数学の授業において、「わかる学力」が身につくようになることに重点を置いて授業展開をするためのICTを利用した探究的学習を1つ提案します。 ここでは、「わかる学力」の定義から、その力を付けることを目的にしたICT授業展開のために、学習者中心の教育のガイドラインと、ICT授業の活用の注意点取り上げ、、授業の例を出したいと思います。 まず、「わかる学力」とは何かの定義から行います。「わかる学力」と同時に定義する言葉として「できる学力」を定義したいと思います。 認知心理学

          ICTを利用した数学の探究的学習の提案1

          ICTを活用した授業の検証は難しい

          本日、勤める学校でICTを活用した授業の研究会が行われました。とあるソフトウェアをエドテックのお金で導入しているので、その検証第一弾ということで、後輩の教員が授業を行いました。 授業の内容的なところは一回置いておいて、ICTの活用については、積極的なもので、個人ワークもグループワークもスッっと滞りのない授業をしていたことに関心をしました。正直生徒もなれているなと。 放課後の授業研究はさまざまな意見が出てとても良いものでした。そこで、ひとりの先生がこう言いました。「ICTを

          ICTを活用した授業の検証は難しい

          自分の価値を高めることの必要性

          社会に対応する成人学習の機会をつくる OECDは2021/2/22に「日本は、成人学習の機会が新たな働き方にもっと対応したものになるよう注力すべき」 この中の記事である、「社会に対応する成人学習の機会をつくる」についてGoogle翻訳したので見ていただきたい。(日本語や訳がおかしい部分もあります。ご了承ください。) Japan must boost efforts to improve its adult learning system in order to keep p

          自分の価値を高めることの必要性

          直感的に問題に取り組む方法である、探究プロセスについて(数学をモデルに)

          The Inquiry Process (参照:https://problemsolvinginmathematics.weebly.com/the-inquiry-process-4-step-model.html) ※このサイトにある内容をそのまま引用し、Google翻訳をしています。日本語として読みづらいところがありますが、だいたいの内容はつかめると思います。一部内容としておかしな点があるかもしれませんがご了承ください。 The inquiry process is

          直感的に問題に取り組む方法である、探究プロセスについて(数学をモデルに)

          何でも自分の手柄にしようとしてしまう人へ

          最近、仕事をしていて気が付いたことがあります。それは、アイデアの出し方についてです。僕はある時期まで「自分でアイデアを出す」ことが素晴らしいと考えていました。そっちの方がかっこいい!と思っていました。「これあなたが考えたの?なんてクリエイティブなの!」って言われたいと思っていました。 しかし、最近は考えが変わってきました。個人には限界があることに気が付きました。さらに、周りに人と協働する方が圧倒的に面白いものができることに気が付きました。自分1人で出すアイデアを1とすると、

          何でも自分の手柄にしようとしてしまう人へ

          生徒が自ら勉強しよう!って思うために準備する3つのこと

          教員として、生徒に勉強をしてほしいと思うことはよくある。どうすれば生徒が勉強をしたい!と思えるようになるかについて、生徒に動機付けを規定する要因から説明する。 1つ目、学習者側からの要因。そもそも学習者が今やっている内容について理解するための基礎知識や基礎学力を持っていないとやる気は起こらない。また、学んでいることの重要性や価値づけがわかっていない場合もやる気は起こらない。この状況がずっと続くと「学習性無力感」より、もう勉強しても無駄だと思ってしまうので注意。 対策として

          生徒が自ら勉強しよう!って思うために準備する3つのこと

          失敗のさせ方

          高校生に探究学習をしているときに1番生徒が成長するなと感じるのは生徒が試行錯誤をしているときです。迷いながら、突き進み、失敗をしながら修正して前より良いものを提示する。この前よりも良いものを提示するというのはコルブの経験学習というところですが、今回はそこの話ではなく、失敗のさせ方について。 学校の教育は失敗があまりありません。そして、失敗すると怒られてしまうということが起こります。高校生くらいのときは、失敗することで恥ずかしいと考えます。なので失敗をしたくないと思うし、失敗

          失敗のさせ方

          ポリドロンを使った創造力の授業

          今週は授業でポリドロンを使って授業をしている。 ポリドロンとはプラスチックでできた、正三角形と正方形と正五角形のピースで各辺をくっつけて立体物を作る教材 ポリドロンとは 正多面体を一通り作って気付いたのは、手を動かす作業は脳にいい。手作業で図形を作るので、正多面体の種類などを覚えるのが教科書で見て覚えるより早かった。 勝手な想像であるが、脳にいいと思う理由は ①手に刺激を受けている ②目で見て考えて活動をする ③直感的で試行錯誤しやすい 個人的には①の手への刺激は普段の勉

          ポリドロンを使った創造力の授業

          良い対話を生むポイント(短編)

          今日、ファシリテーションの勉強会で、みなさんの話を聞きながらテーマとは別のことに気が付きました。 そもそものテーマは「観る力」ということで、設定された二人の会話を観察して気付きを出し合い、ファシリテーションに生かしていくというものでした。二人の会話が終わり、みんなでどうだったかと対話が始まり、そこで自分も意見を出しつつ、みなさんの意見に耳を傾けていると、ある人が、「そうそう」「そうだよね」「それある」と何度もいうことに気が付きました。言われた人は、意見がどんどん出てきます。

          良い対話を生むポイント(短編)

          The Future of Jobs Report 2020

          World Economic Forum 2020の報告書のタイトルです。この先5年間について予測が分析的にされています。とても興味深い内容になっています。 The Future of Jobs Report 2020 ※このサイトにある内容をそのまま引用し、Google翻訳をしています。日本語として読みづらいところがありますが、だいたいの内容はつかめると思います。一部内容としておかしな点があるかもしれませんがご了承ください。 The Future of Jobs re

          The Future of Jobs Report 2020