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パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003)のトリビア

監督ゴア・ヴァービンスキー
出演ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ

トレードマーク

本作劇中でジョニー・デップが演じる主人公ジャック・スパロウの口には大量の金歯や銀歯が埋め込まれていますが、これはデップ本人のアイデア。彼は海賊の役作りとして金歯は絶対に欠かせないと考えたものの、先に映画会社に相談すると反対されると思い、スタジオに相談する前に勝手に歯医者で大量の金歯を入れてもらったとか。撮影終了後にすぐこの金歯は外される予定だったそうですが、彼はこの歯のことをすっかり忘れたまま撮影現場のLAからフランスのパリの自宅に戻ってしまったため、しばらくそのまま生活する必要があったとか。

また本作の劇中、ジョニー・デップの腕にはジャック・スパロウのトレードマークとなる「夕日の中に飛ぶ鳥のタトゥー」を確認できますが、これは撮影用のフェイクタトゥー。しかし彼はこのデザインを気に入り、撮影終了後に同じ絵柄のタトゥーと映画製作中に生まれた息子ジャックの名前のタトゥーを本当に入れることに。ちなみにこのタトゥーは主人公の名前に因んだスパロウ(スズメ)ではなく、昔から「必ず海から帰ってくる」というメッセージを込めて船乗りの間で一般的だったツバメ(スワロー)のタトゥー。

参照元:

https://web.archive.org/web/20130823081330/http://www.imdb.com/news/wenn/2003-06-23

できるだけ目立ちたい

本作で海賊団の船長ヘクター・バルボッサを演じたジェフリー・ラッシュによると、彼は本作劇中でキーラ・ナイトレイなどの共演者が注目を集め、自分のキャラクターが目立たなくなることを恐れ、「観客は本を読むのと同じように映画を見るため、画面の左側にいる人物から右にいる人物に目を移していくはず」という持論を元に、撮影時はできるだけ常に画面の左側に立つよう意識していたそう。

参照元:

笑うサル

物語中盤、猿のジャックがジャック・スパロウの目の前で「アステカの金貨」をバルボッサに届けるシーン。この時、猿のジャックはバルボッサと共にスパロウを見下しながら笑っているような表情を見せていますが、これは予定されていた演技ではなく撮影時に偶然この猿が取った行動なんだとか。

参照元:
ゴア・ヴァービンスキー監督とジョニー・デップによるDVD収録のオーディオコメンタリー

いつクビになっても

本作の撮影期間中、エリザベス役キーラ・ナイトレイは若干17歳であり、撮影時は常に母親が撮影現場に常駐する必要があったそう。また当時まだ駆け出しだった彼女は自身の演技に自身が持てず、すぐにクビにされることを覚悟していたため、撮影のためにハリウッド入りする際は小さな荷物しか持たずに撮影現場入りしていたとか。

参照元:
ゴア・ヴァービンスキー監督とジョニー・デップによるDVD収録のオーディオコメンタリー

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