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ゴダール

割引あり

ジャンリュックゴダール、
1930.12月3日~2022/09/13

ゴダールは、映画でなにが可能か?、
なにができて、なにができないか、をずっと探求し続けた映画作家だった、と思う。

ゴダールも、当初、批評家としてスタートした。
その頃知り合っていたトリュフォーと共同で短編映画を創っているが、映画監督デビューは、クロードシャブロルやトリュフォーよりも遅れた。わずか一年の違いだったが。
1960年『勝手にしやがれ』。
以後、2018年(ゴダール88歳)まで、コンスタントに映画を創り続けていた。

私がゴダールの映画を見たのは二十歳代の頃で、もう40年近くも前のことになってしまっている。『勝手にしやがれ』や『気違いピエロ』を観たと思うが、それよりも『中国女』や『東風』の方のが、なんか印象に残っている。つまり、よく解らん映画として、だ。
『中国女』は、やたら早口で喋りまくる女性と字幕の洪水の印象。全く「なんだこりゃ!」だった。

ゴダールの活動は三期に別けられる、そうだ。。
というか、1968年(パリ5月危機最中にカンヌ映画祭粉砕事件をおこした)以後、商業主義を批判してジガベルトフ集団を名乗って活動したのをはさんで(その後また復帰したから)の、ジガベルトフ集団の前期&後期といったことをさす。

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