or 記録映画

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以前、2006年、   12月3日、前橋文学館で記録映画の上映会があって、出かけていってみた。
 mixiでマイミクの方が知らせてくれたもので、実は私もよくは判っていなかった。


2006年。飯塚俊男監督記録映画上映会
  萩原朔太郎生誕120周年記念。 前橋文学館ホールにて。

第一回。6月24日。
『山形国際ドキュメンタリー映画祭'89』

 第二回。8月6日。
『縄文映画』三部作から、第一部。 
 「水と土の王国ー青森山内丸山遺跡'94」
  1994年の発掘調査の様子の記録。  5500年前から1500年間定住し続けたことを示す大量の土器、交易を示すヒスイ、クリの巨木の出現。 定住生活を支えた物と心、縄文の世界が明らかになっていく。
それに、「新潟県立歴史博物館。縄文展示映像」

第三回。9月24日。
 『菅江真澄の旅』全6巻から。
第二巻、青森・津軽編。
第四巻、北海道編。
   今からおよそ200年前の江戸時代、47年にわたり旅をし続けた謎の旅人“菅江真澄”が残した膨大な記録。  2002年製作。
『菅江真澄の旅』全6巻、『稲と環境』全3巻。
それぞれ、紀国屋書店、映像情報部より販売されてます。
  
そして第四回。12月3日。『稲作と環境』全3巻から、第一巻・「稲作の起源」。
 『小さな羽音ーチョウセンアカシジミ蝶の舞う里』
『小さな羽音ーチョウセンアカシジミ蝶の舞う里』 の企画・著作は、電通映像事業局。 
私は、この4回めを視聴した。

監督の飯塚俊男氏は、山形県の小川伸介プロダクションでキャリアをつまれた方で、前橋市出身だそうだ。

原一男の「ゆきゆきて神軍」や「全身小説家」、佐藤真の「阿賀にいきる」、そういったドキュメンタリー映画はみていたが、このての記録映画をみるのは、ほんとに久しぶりだった。
文化記録的価値あり、あるいは、学校や図書館での教材になる、そんな映画、ともいえる。
つまり、顕微鏡撮影や早回し撮影がある。
ふだん、私達の日常において、肉眼では見られない映像だ。
これは、どうしたって映像の勝利という他ない。
文字による文章表現ができないわけではなかろうが、1ミリそこそこの幼虫が卵から出てくるのや、新芽が芽吹いていくのを、あたかも肉眼でみているがごとくに、映像で見ることができるのだ。
こういう世界があるのを、長らく忘れてしまっていた気がする。



そういえば、昔、フランスのゴダールという映画監督は「中国女」という映画を作り、思想さえも映像で表現しようとした。私が観たのは20歳代前半で、しかも毛沢東思想なんて全然まったく知らなかったから、チンプンカンプンで、なんだこりゃとしか思わなかったけど。
(勝手にしやがれ、はおもしろかった)
>http://www.google.co.jp/gwt/n?u=http%3A%2F%2Fwww.allcinema.net%2Fprog%2Fshow_c.php%3Fnum_c%3D14721&hl=ja&mrestrict=chtml&q=%EF%BD%BA%EF%BE%9E%EF%BE%80%EF%BE%9E%EF%BD%B0%EF%BE%99&output=chtml&site=search&source=m

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