マガジンのカバー画像

ドラえもん劇場シリーズ

25
ドラえもん劇場版(旧)シリーズまとめ
運営しているクリエイター

記事一覧

ドラえもんのび太のワンニャン時空伝(2004)

ドラえもんのび太のワンニャン時空伝(2004)



劇場作品25作目!正直「ねじ巻き都市」以降から、劇場作品のドラえもんの絵柄やストーリーに関し藤子先生的要素が薄れ、オリジナリティを入れたりと実験的な試行錯誤している様子は伺えたが、やはり一作目から見ていると物足りなさや、違和感は否めなかったのが正直なところであった。

旧作は今作がラスト作品ということで、若干の不安を持ちつつ鑑賞したのだが!しっかりと今までのドラえもん劇場作品の意思を受け継いだ

もっとみる
ドラえもんのび太とふしぎ風使い(2003)

ドラえもんのび太とふしぎ風使い(2003)



今回の舞台は風の民が住む村。この作品あたりから、旧ドラえもんから新ドラえもんのような絵柄に若干近い雰囲気となっているのが伺えた。元ネタは原作の「台風のフー子」からきており、ラストも原作と同じとなっている部分以外は全部リニューアルされていた。今作は多分、珍しく見た人を選ぶ作品となっており自分的にはドラえもん劇場作品では珍しく心に響かなかった。やはり元を知ってるからなのか?改変し過ぎな部分と如何に

もっとみる
ドラえもんのび太とロボット王国(2002)

ドラえもんのび太とロボット王国(2002)



鉄人兵団 ブリキの迷宮 ロボット王国
ロボット系の話が多いドラえもん劇場作品、その中でも本作はローカル的な位置の作品かもしれず、知名度もドラえもん作品の中ではやはり影が薄い感じが否めないが、内容は人間とロボットの共存がテーマとなっており、冒険そして劇中後半は自分的には結構ウルっとくるシーンもあり、ローカル的な位置の作品といえど流石ドラえもん作品である!まぁ評価と知名度が低い原因は自分的に解釈で

もっとみる
ドラえもんのび太と翼の勇者たち(2001)

ドラえもんのび太と翼の勇者たち(2001)



今回は鳥人達が暮らす世界"バードピア"が舞台となっている。実は今作と「ふしぎ風使い」は未見で改めてドラえもんレビューをあげるために鑑賞したのだが、今作はかなり起承転結がまとまっており!未見ながらに相当楽しめた作品であった。特に中盤のレース展開はドラえもん劇場作品の中でも上位に入るくらいの熱い盛りを見せる展開となっており!設定というか世界観もドラえもんらしいSFチックで藤子先生が好きそうな展開も

もっとみる
ドラえもんのび太の太陽王伝説(2000)

ドラえもんのび太の太陽王伝説(2000)



今回の舞台となるのは古代文明となる太陽の王国マヤナ王国(マヤ文明っぽい)ひょんな事からタイムホールが古代文明と繋がり、そこに表れたのはのび太にそっくりな王子であった!今作のトラウマポイントはOPのウィーン少年合唱団であった部分以外はドラえもん劇場作品の中でもかなり、名作の仕上がりとなっている。今作は特に劇場版でも一番のび太の内面がしっかりと描かれており、のび太ならではの優しさや、友情、そして劇

もっとみる
ドラえもんのび太の宇宙漂流記(1999)

ドラえもんのび太の宇宙漂流記(1999)



今作は銀河系がテーマ!
UFOにさらわれた、ジャイアンとスネ夫を助けるために宇宙へと飛び立ったドラえもん一行。今作はまんまスターウォーズをマネしたかのような展開とキャラなどが目立ちネタ切れなのか?オマージュだったのかツッコミを入れるのは野望なので言わないが、宇宙開拓史や宇宙小戦争と比べると物足りないかもしれないが、そこそこ楽しめるドラえもん作品と言えよう。そして今作もトラウマにシーンがあり不時

もっとみる
ドラえもんのび太の南海大冒険(1998)

ドラえもんのび太の南海大冒険(1998)



色々と今までにないテーマに挑戦するところがドラえもん劇場作品のいいところである。さて、今回の舞台は17世紀の宝の島が舞台となっている。藤子先生の原作でなくオリジナル作品となっており、設定としては「ドラえもんのび太の日本誕生日」と重なる部分はある他、グーニーズやスターウォーズを彷彿とらさせる演出もあったりと!SF感はあまりないが、相変わらずの冒険とそして相変わらず映画のジャイアンは友情に熱くいい

もっとみる
ドラえもんのび太のねじ巻き都市冒険記(1997)

ドラえもんのび太のねじ巻き都市冒険記(1997)



藤子・F・不二雄先生の遺作となった最後の作品であり、先生がファンに残したメッセージと今まで守ってきたルールを破ったともされる作品となっている。

物語は"生命のねじ"で命を吹き込んだおもちゃたちと、ねじ巻き都市を建設した場所へ脱獄囚の熊虎鬼五郎が侵入してドラえもんの道具で増殖してしまい!そして、ねじ巻き都市の星に隠されたひみつのが?と言った流れになっている。今までの長編ものと比べると若干物足り

もっとみる
ドラえもんのび太と銀河超特急(1996)

ドラえもんのび太と銀河超特急(1996)



今作は、原作者の藤子・F・不二雄先生が公開当時の1996年に他界され、この1996年は宮澤賢治の生誕100周年ということもあり、同氏の代表作『銀河鉄道の夜』から沢山の要素が盛り込まれている作品となっている。冒頭の裏山で列車を待つシーンはまさに宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を彷彿とさせるシーンでドラえもんとのび太がジョバンニとカンパネルラに見え、ほぼ今作は「銀河鉄道の夜」ドラえもんバージョンなんだと

もっとみる
ドラえもんのび太の創世日記(1995)

ドラえもんのび太の創世日記(1995)



夏休み自由研究を忘れ焦るのび太にドラえもんが救いの手となると創世セットで地球を作り、それを観察日記にするという壮大なスケールの自由研究が始まり、いざ神様となり自分だけのオリジナルの地球を作り始めるのび太であったが!今作はドラえもん劇場作品の中でもかなりメッセージ性の強い仕上がりとなっており、差別、人種問題、領土問題、歴史とてんこ盛り!設定としては日本誕生と竜の騎士を掛け合わしたようであり、特に

もっとみる
ドラえもんのび太と夢幻三剣士(1994)

ドラえもんのび太と夢幻三剣士(1994)



パラレル西遊記と設定は若干似ているのだが、今回はドラ映画NO.1のトラウマ作品となっていると言っても過言ではない!

物語は淡々と進みいつものドラえもん劇場作品のように進むのだが!特にショッキングなのがドラえもんシリーズの中でもメインキャラの死というトラウマとラストの現実か夢なのか曖昧の狭間か分からない終わりから、最後まで謎であったフクロウのような人物の存在も説明も明らかにされず、見終わった後

もっとみる
ドラえもんのび太とブリキの迷宮(1993)

ドラえもんのび太とブリキの迷宮(1993)



ドラえもん劇場作品の中でもトラウマ的要素が多いとされる本作、オモチャに支配された星を救うべくドラえもん達が助けるといういつものパターンなのかと思いきや、今作はいつもと様子が違いドラえもんが拷問を受けスクラップにされ、そのまま海に棄てられてしまうというショッキングな展開とホテルの迷宮の入口となる扉がおどろおどろしく、かなり不気味なデザインとイートーマキマキイートーマキマキの無限∞はかなり見たあと

もっとみる
ドラえもんのび太と雲の王国(1992)

ドラえもんのび太と雲の王国(1992)



もう流石に行くところも限られてきたと思われるドラえもん劇場作品の次なる行き先は?今回の舞台は雲の上。

名探偵コナンが殺人現場に遭遇する確率とほぼ同じ確率で今回もひょんな事から、ドラえもん一行は雲の上に住む天上人と名乗る人達と関わりまた世界の運命がかかった展開に巻き込まれていくのが、今回の主な流れなのだが!

今作は、環境問題や絶滅危惧種動物に対する問題とモロに人間に対してのストレートなメッセ

もっとみる
ドラえもんのび太のドラビアンナイト(1991)

ドラえもんのび太のドラビアンナイト(1991)



今回のドラえもんの舞台となるのは「アラビアンナイト」がモチーフにされており、絵本の国に1人取り残されたしずかちゃんを助けるべく、ドラえもんのび太達が救出に行くストーリー!

今作もトラウマが用意されており、ヒロインのしずかちゃんが1人絵本の世界に取り残されただけじゃなく、奴隷として捕えられてしまうという、今までで1番ヒロインらしい設定ではあるエピソードなのだが、のび太達と再開した彼女の様子はケ

もっとみる