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ドラえもんのび太と銀河超特急(1996)

今作は、原作者の藤子・F・不二雄先生が公開当時の1996年に他界され、この1996年は宮澤賢治の生誕100周年ということもあり、同氏の代表作『銀河鉄道の夜』から沢山の要素が盛り込まれている作品となっている。冒頭の裏山で列車を待つシーンはまさに宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を彷彿とさせるシーンでドラえもんとのび太がジョバンニとカンパネルラに見え、ほぼ今作は「銀河鉄道の夜」ドラえもんバージョンなんだと思い、原作の方も知っていたので、それと比べてドラえもんversionの方はドラえもんワールドのオリジナル要素+大冒険といういつものセオリーを混ぜた豪華な作品となっており、すごく楽しめた。しかしその中でも一番記憶に残ってるのはスネ夫が「のび太って映画になると、急にカッコいいこと言うんだから!」はオマエら自覚あんのかい(笑)と吹き出してしまうほどインパクト大であり、鑑賞後また「銀河鉄道の夜」を見返してたくなる1本でもある。

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