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ドラえもんのび太のねじ巻き都市冒険記(1997)

藤子・F・不二雄先生の遺作となった最後の作品であり、先生がファンに残したメッセージと今まで守ってきたルールを破ったともされる作品となっている。

物語は"生命のねじ"で命を吹き込んだおもちゃたちと、ねじ巻き都市を建設した場所へ脱獄囚の熊虎鬼五郎が侵入してドラえもんの道具で増殖してしまい!そして、ねじ巻き都市の星に隠されたひみつのが?と言った流れになっている。今までの長編ものと比べると若干物足りないかもしれないが、それなりに敵キャラの鬼五郎が憎めなくいいキャラをしており、面白おかしく微笑ましく見ることができた。そして星の神様がのび太に託した言葉は、藤子先生の遺言のようにも聞こえたのは印象的であり!今作で藤子先生は今まで守ってきたルールも破ったとされている。それが、パカポコという馬のぬいぐるみと劇中に登場するパンダのキャラクターなのだが、実は実際に藤子先生が家族との思い出に携わったキャラクターであったとされ、今まで作品に一切自分の家族を連想させる物を登場させたりしなかったが、今作が遺作となると分かって、この作品だけルールを破り登場させたと言われている都市伝説がある。その部分を踏まえて鑑賞するとまた違った作品に見えてくるから少し不思議である。

最後できれば、エンディングは矢沢永吉さんだったが、遺作ということで歌は今まで通りに武田鉄矢さんに歌って欲しかった。

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