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Buongiorno papà / ブォンジョルノ、パパ。(2020年10月18日劇場公開)
『イタリア娯楽映画の進行形◎エドアルド・レオ特集上映』で紹介されたエドアルド・レオ監督長編第2作。日本初上映。
「ブォンジョルノ、パパ」という言葉、イタリアではマグカップにプリントされるくらいよく使います。あらたまって言うと色んな意味合いに解釈できます。
映画はローザベル・ラウレンティ・セラーズ演じるライラが、訪ねてくることで動き出します。ライラック色のパーカーがよく似合う彼女、よかったです。
転校先の体育の先生、ロレンツァ(ニコール・グリマウド)の眼差しが、ライラを優しく見守ります。
アンドレア(ラウル・ボヴァ)とロレンツァがひょんなことから学校の遠足に同行する事になるのですが、その場所がオルヴィエート。ローマから車で1時間くらいのところ。
オルヴィエートは丘の上の要塞都市、イタリア中部の本当に美しい街です。
このドゥオーモ広場から始まる手持ちカメラの撮影シーンで、映画のギアが上がるのに驚きました。
この映画、後半にかけてだんだん笑顔が増えていく多幸感に溢れた映画。不思議なほど暖かい気持ちに包まれます。
エドアルド・レオは監督としても非凡な才能があるのがわかりました。
マルコ・ジャッリーニが演じるエンツォとエドアルド・レオのパオロとの掛け合いは今作でも仲良しケミストリー。この2人が揃えば怖いもの無しです。
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