見出し画像

ゾンビ論

日本におけるゾンビ映画論客の筆頭である、伊東美和、山崎圭司、中原昌也の3人の共著。

画像1

本書を読んでの最大の収穫は、ゾンビ映画にはヴードゥー・ゾンビ映画と非ヴードゥー・ゾンビ映画があるというパースペクティブです。

それから『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』のオリジナル・タイトルは『ナイト・オブ・ザ・フレッシュ・イーターズ』だった事。

また、人肉を喰らうシーンは、精肉業に就いていた出資者の1人が、動物の内臓を無料で提供してくれた結果生まれた事も大切。

また第2章ゾンビ映画の源流は伊東美和らしい、ゾンビ映画研究成果の賜物。とてもインフォーマティブです。

終章、ゾンビ映画、ジャンルとしての終わりを担当した中原昌也に現在公開中の『デッド・ドント・ダイ』についてどう思うかを聞いてみたい。

画像2



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?