プペルは首位を死守できるか? 話題の「はな恋」が奪取するか? 今週の映画ランキング 2021.02.08
毎週月曜日は映画ランキングをお届け! 興行収入ランキングと、映画.comアクセスランキングをあわせて紹介します。
興行収入ランキングは先週末の土日2日間の興行収入を集計した結果です。そして映画.comアクセスランキングは先週の1週間で、映画.comの作品ページにアクセスされた数を集計しており、つまり“映画.comのユーザーが注目した作品”でもあります。
映画ファンが今最も注目している作品とは? ぜひ今週の映画選びのご参考にしてください。
※タイトルの後ろの☆と数字は、映画.comでのユーザーレビュー評価となります。
今週の映画興行収入ランキング(2/6、7)
1位 花束みたいな恋をした(2週目)
2位 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(17週目)
3位 樹海村(1週目)
4位 映画 えんとつ町のプペル(7週目)
5位 銀魂 THE FINAL(5週目)
6位 ヤクザと家族 The Family(2週目)
7位 劇場版ポケットモンスター ココ(7週目)
8位 Endless SHOCK(1週目)
9位 約束のネバーランド(8週目)
10位 哀愁しんでれら(1週目)
「花束みたいな恋をした」が2週連続で第1位に。現在注目のSNS「Clubhouse」内でも、感想を語りあうルームがいくつか立っているのを見かけました。先週1位を獲得したことで、より皆さんの注目を集めたことも要因かもしれません。
今週公開作品では、3位に「樹海村」がランクイン! 前作「犬鳴村」が14億円の大ヒットを記録しただけあり、快調な滑り出しをみせました。8位には「Endless SHOCK」(「KinKi Kids」の堂本光一が作・構成・演出・主演を務める人気ミュージカル舞台の劇場公開作)、10位に「哀愁しんでれら」(土屋太鳳が主演、田中圭との3度目の共演作)がランクインしました。
今週も、先週に続いてTOP10すべてが邦画という結果に。洋画がランキングに戻ってくる日はいつになるのでしょうか。
では、映画.comアクセスランキングはどうなったでしょうか。3週連続1位の「映画 えんとつ町のプペル」が首位を死守するか? はたまた2週連続興収1位の「花束みたいな恋をした」が2冠となるか? 早速見ていきましょう!
映画.comアクセスランキング
10位 キネマ旬報第1位に選出
(C)2020「五代友厚」製作委員会
天外者(てんがらもん) ☆4.2
公開9週目でも、映画.comユーザーの熱い支持をうけてTOP10をキープしました。
先日発表された第94回キネマ旬報ベスト・テンにて、「読者選出日本映画賞第1位」にも選ばれ、作品の人気はますます高まっていきそう。追加で上映される劇場も発表されているので、まだ見ていない方はぜひチェックしてみてください。
9位 ”裏”おとぎ話サスペンスが初登場
(C)2021「哀愁しんでれら」製作委員会
哀愁しんでれら ☆2.6
土屋太鳳が主演を務め、幸せを追い求める真面目な女性が社会を震撼させる凶悪事件を起こす姿を描いたサスペンスが公開初週で9位にランクイン。
市役所に勤める小春(土屋太鳳)は平凡な毎日を送っていたが、ある夜、不幸に見舞われ全てを失ってしまう。人生を諦めかけた彼女の前に、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医・大悟(田中圭)が現れる。優しく裕福で王子様のような大悟に惹かれた小春は、彼のプロポーズを受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの絶頂へと駆け上がるが……。
2月5日に初日舞台挨拶が行われ、土屋さん、田中さんがお互いの”裏の顔”を暴露することに!? 詳細は、こちらのニュースをチェックしてみてください。
8位 注目は、初共演の2人がみせるバディ感
(C)2021「さんかく窓の外側は夜」製作委員会 (C)Tomoko Yamashita/libre
さんかく窓の外側は夜 ☆3.5
岡田将生と志尊淳が初共演で心霊探偵バディとして、殺人事件と呪いの謎に挑む<除霊ミステリー>が、先週より3ランクダウンもTOP10はキープ。
霊が〈祓える男〉冷川(岡田将生)と〈視える男〉三角(志尊淳)が、連続殺人事件の犯人の霊が口にした”呪いを操る”女子高生・ヒウラエリカ(平手友梨奈)の謎を追っていく。
2月10日(水)には大ヒット御礼舞台挨拶が丸の内ピカデリーで実施され、主演の岡田さん、志尊さんと森ガキ侑大監が登壇予定となっています。
7位 20周年のアニバーサリーイヤー公演が劇場公開
Endless SHOCK ☆2.4
「KinKi Kids」の堂本光一が作・構成・演出・主演を務める人気ミュージカル「Endless SHOCK」の舞台を映像収録して劇場公開。新型コロナウイルスの影響で一部の公演が中止となった「Endless SHOCK 20th Anniversary」(2020年)を撮影しています。
2000年から始まった「SHOCK」シリーズの20周年アニバーサリーイヤー公演でしたが、中止後、無観客の帝国劇場にクレーンカメラ3台を含む16台のカメラを設置。ドローンも飛ばす大掛かりな撮影を敢行しました。
通常の観客席からは見ることのできない視点からも、役者たちの熱演を観ることができます。公演を観覧した方でも、また新しい魅力を発見できるかも。
6位 10年の歳月をかけた、日本中を巻き込む計画とは
(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
名も無き世界のエンドロール ☆3.0
6位は岩田剛典と新田真剣佑が初共演したサスペンス・エンタテインメント。
2人の幼馴染がそれぞれ<交渉屋>と<会社経営者>として裏と表の社会でのし上がっていく。それは、10年の歳月を費やして2人が企てた、日本中を巻き込む”ある壮大な計画”のためだった……。
2月5日に行われた、映画およびdTVで配信中のオリジナルドラマのWヒットを記念して行われた舞台挨拶では、主演の岩田さんはサプライズで108本のバラが贈られ、笑顔に。詳しくは下記をチェックしてみてください!
5位 累計2700万人、370億円突破!!
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 ☆4.0
まだまだ興行は絶好調な「鬼滅の刃」ですが、映画.comアクセスランキングでは5位に。2月7日までで累計動員2707万人、興行収入371億円を突破し、自身の持つ興行収入記録を塗り替え続けています。
今週末には、当初幕張メッセで開催予定だった「鬼滅祭ーアニメ弐周年記念祭ー」の中止をうけ、2月14日(日)に「鬼滅祭オンライン ―アニメ弐周年記念祭―」として、オンライン番組形式にて開催・配信されます。また同日に新作アニメ映像『キメツ学園 バレンタイン編』全4話も配信。今年のバレンタインは、鬼滅で楽しむ日にできそうです!
4位 恐怖体験!霊より怖い”あいつ”に遭遇……!?
(C)2021「樹海村」製作委員会
樹海村 ☆2.0
2020年2月に公開され、興収14億円の大ヒットを記録した「犬鳴村」に続き、「呪怨」シリーズなどで知られるホラー映画の名手・清水崇監督による「実録!恐怖の村シリーズ」が4位にランクイン。
実在した心霊スポットを題材に描くシリーズ第2弾では、自殺の名所として世界的にも広く知られる富士の樹海が舞台。インターネット上の怪談スレッドで「絶対に検索してはいけない」と語り継がれる通称「コトリバコ」と呼ばれる呪いの箱と、樹海がもたらす負の引力によって巻き起こる狂気と混沌を描きます。
2月5日には初日舞台挨拶が行われ、主演・山口まゆがロケ中の恐怖体験を告白。霊より怖い”あいつ”に対面したと! これは確かに恐怖……。詳しくはこちらから。
3位 優秀アニメーション作品賞受賞
(C)西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会
映画 えんとつ町のプペル ☆3.8
3週連続首位をキープしていた「映画 えんとつ町のプペル」ですが、今週は3位に。少年ルビッチとゴミ人間プペルの勢いに、ややブレーキがかかってきたのかも?
第44回日本アカデミー賞では、優秀アニメーション作品賞を受賞。ちなみにクラウドファンディングにより制作された原作絵本は、現在、無料で公開されていますので、映画を見終わった後に改めて物語をたどってみるのもいいかもしれません。
2位 綾野剛渾身の【ネオ・ヤクザ映画】
(C)2021「ヤクザと家族 The Family」製作委員会
ヤクザと家族 The Family ☆4.2
先週3位の「ヤクザと家族 The Family」がワンラックアップ。
日本アカデミー賞の最優秀作品賞に輝いた「新聞記者」の藤井道人監督が、時代の中で排除されていくヤクザたちの姿を、3つの時代の価値観で描いていくオリジナル作品。
スターサンズインフォのYoutubeチャンネルでは、キャスト、監督、スタッフが見どころを語る「週刊 ヤクザと家族」を更新しており、主演の綾野剛さんや舘ひろしさん、磯村勇斗さんなど、みなさんの熱い想いをきくことができるので、是非チェックしてみてください。
1位 アクセス数急増! 今みんなが注目している作品はこれ!
(C)2021「花束みたいな恋をした」製作委員会
花束みたいな恋をした ☆4.0
興行収入ランキングで2週連続1位に輝いた本作。映画.com内でもアクセスが急増し、2位以下に大差をつけて堂々の首位に躍り出ました。興行収入でも前週比116%となり、祝日やサービスデーがないにも関わらず、初週の成績を上回る“異例の事態”になっています。
数々の名作ドラマを生み出してきた坂元裕二のオリジナル脚本を菅田将暉と有村架純主演で映画化。京王線・明大前駅で偶然出会った男女二人の5年間の恋の軌跡を描く。
映画.comのレビューでは、皆さん「リアル感」という言葉を多用されています。どこか「私事(わたくしごと)」になっていく世界観が、多くの支持を得ているのかもしれません。
また、本作の主演2人が再共演するドラマ「コントが始まる」が話題に。放送は4月クールです。
今週の映画.comアクセスランキングは、順位が大幅に変動しました。やはり「花束みたいな恋をした」は、先週の興行収入ランキングで「鬼滅の刃」を抜いたことで大きな話題になりましたし、今後の動向がさらに気になるところです。
来週は「ゆれる」「永い言い訳」の西川美和監督×役所広司の人間ドラマ「すばらしき世界」や、直木賞を受賞したサスペンス小説を北川景子主演、堤幸彦監督で映画化した「ファーストラヴ」が公開。さらに、「名探偵コナン」のTVシリーズ特別総集編「名探偵コナン 緋色の不在証明」や、「劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal 後編」など新作アニメも封切られます。来週のランキング変動は、さあどうなる。
皆さんは、今週は何をご覧になりますか?
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