コロナ禍でのお茶出し~続編
「会社のルールを変える稟議書」は部下にとっては初めてなのか。「熱量が低い。」
「コロナでお客様への感染リスクがあるからお願いします」的な。
それでは決済が下りないし、悪い印象がついてしまう。是非とも通したいので、一から指導!!
といいつつ、決裁者の「年末にスッキリさせたい」気持ちからハードルが下がるであろうことを期待し、「年内決着」を目論む私はウズウズして下書きを書き上げてしまいました。
1現状、2問題点、3改善策、4期待効果、5コスト比較の観点からまとめました。簡単にいうと。
2問題点 ①来客者への不安感と②感染リスク。③社員への感染リスク。(多角的な視点。社内と社外。客観と主観。)
3改善策 ①②の払拭、社員や取引先の安心安全を図る(経営計画のコメントを引用)
4期待効果 ①男でも出せるから接客レベルを平準化、②後片付けの負担減少による本来業務の品質向上(ノンコアを外注しコア業務に集中して生産性をあげる)(暗に男はお茶出しを行っていない現状の問題提起と意識改革の促進)
5コスト ①ペットボトルと②蓋つき紙コップ。(選択肢が1つだと採用・不採用のおそれがある。選択肢を2つにして選ばせることで不採用を回避)
上長(部長が入院中のため私が部長代理)の所見
他社事例の紹介 「コロナ対策への意識の高さを感じ、より信用を高めました」(一緒に行きましたよね。よくご存じでしょ。他社でもやっているんだから、うちでもいいでしょ?ダメな理由ある?)
「これを参考にして、自分の言葉に落とし込んでね。」と見せたものの、提出されてきたのは「どこかで見たような?」ほぼ私の「丸パクリ」な稟議書(笑)。
これでは指導にならないから。各項目について、「これはどういうこと?」「どう思う?」など細かくヒアリングし、彼女の言葉へ落とし込み、自分でブラッシュアップさせる。
コストを調べさせ、スペースや数字の算出根拠などの見せ方にも徹底的にこだわりました。何度、書き直させたかわかりません。(暇人。年末だからね。)
及第点のモノが仕上がった時点で、私の元上司やナンバー2にも見せるように指示し、意見を反映し、しっかり根回し。
社長へプレゼンに行けたのは年末最終日のことでした。
さらに続く。
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