見出し画像

【LDLバディ対談】地域と繋がる、仏教僧侶の新たな挑戦:横山瑞法さん


○LDLバディ対談とは?


LDL(Locally Driven Labs)とは、『まちづくり幻想』『地元がヤバいと思ったら読む凡人のための地域再生入門』『稼ぐまちが地方を変える』などの著者で、約20年にわたって全国各地で経営とまちづくりに取組んでいる木下斉さんが所長として立ち上げたラボ。

○人生を豊かにする学びを説く

・法源寺住職 横山瑞法さん


私自身第5回目となるバディ対談。今回は、山梨県南アルプス市にお住まいの法源寺・林應寺住職であり、一般社団法人SOCIAL TEMPLE理事、坊主道代表である横山瑞法さんとの対談をお届けします。

横山さんはローカルな仏教僧侶として、地域社会との新たな関わり方を模索しながら、個性的で魅力的な活動を展開しています。

・「変わらずある」お寺を目指して

WEBサイトを拝見すると、お寺の主事業の他に「寺子屋法源寺」「お寺の朝掃除の会」「テンプルホテル(宿坊)」の活動をされており、新たな考え方を積極的に取り組んでいる。

一方で、サイト内では『「変わらずある」お寺を目指して「お寺と僧侶が果たすべき役割とはなんなのか」と常に自分に問い続けています。』と、未来へと繋ぐ責任を強く語っておられます。

○始めての出会いは「狂犬ツアー」


私が初めて横山さんとお会いしたのは「第49回狂犬ツアー(プレミア)最先端の公民連携施設:盛岡バスセンター」でした。

第一印象は「少しイカつい感じ」「どんな職業の人だろう?」と感じながら、お話ししてくれた時の笑顔とお坊さんという事に大きなギャップを感じた事を覚えています。

○第二十七世の法灯を継承する


横山さんはお寺の息子として育ち、その後東京の大学に入学。しかし途中で道が変わり、東京の仏教大学へと編入されました。28歳から約10年間は社会福祉士と僧侶という二つの役割を同時にこなし、「人々を救う」ことを追求していました。

父親の住職引退というタイミングで、横山さんは法源寺の住職を継ぐことになったそうです。お坊さんとしての生活は、一見、静かで落ち着いたものに思っていましたが、横山さんのお話を聞いていくうちに多くの葛藤と挑戦があった事を知る事ができました。

○町が元気でいることの重要性


お寺の運営をしている中で「町が元気でなければ、寺も元気がない」ということに気づき、地域の活性化に繋がる活動を始めるきっかけになったと。友人3人と共にマルシェの企画も進めていましたが、残念ながらコロナの影響で中止を余儀なくされました。

そんなコロナ禍中でも、地元の方から空き家を譲り受ける機会があり、1年半の準備期間を経て、2022年7月に宿坊をオープン。日本をはじめ、アメリカやロシア他各国からのお客様を迎えています。

○"子商塾"


横山さんは知り合いの子どもたちに声をかけ、レモネード作りと販売という"子商塾"の企画を行いました。地元のパン屋さんの店先を借りて、子どもたちが主体となり利益設定、価格決定、目標販売数の設定、チラシ作成、アイデア出しといった全てのプロセスを行うという企画。

その企画の取りまとめを横山さんが行い、自身の子どもを含めて一緒に取り組んだそうです。結果、予想以上のお客様が訪れ、大盛況となりました。振り返りの中で横山さんは、「自身の子供に対する対応の難しさ」特に「客観的な視点を持つ難しさを感じた」と話しています。

○宿業の先輩から学ぶ


共に取り組む宿事業の方では、奄美大島が1月から3月はオフシーズンで、宿泊客が減るという状況に直面していることをご相談させていただきました。

そこで、横山さんはテントサウナの設置やマインドフルネス、ウェルビーングに特化した取り組みを提案。さらに、地元住民向けのレンタルスペースやイベントの実施といった地域との結びつきを強化するアイデアも挙げられました。

また、ブッキングドットコムやエアビーといったOTA(オンライン旅行代理店)を取り入れることで、海外からの宿泊客を獲得するための方法も提案して頂きました。

○初めの一歩を踏み出せば、歓迎と祝福が待っているオンラインサロン


いくつものオンラインサロンを経験してきて思うこと。それぞれのサロンに特徴的な取り組みがあり、そこに集う人たちの属性は主催者のキャラクターや思想によるところが多分にある。

自分自身がサロン内で居心地良くすごせるか?そのサロンに集う人たちとストレスなくすごせるか?はとても重要で、LDLバディ対談は、その一つの指標となっている。学びに投資をして集う人それぞれに、人生の物語があり「違い」を持っている。


YouTubeで観たBGT(ブリティッシュゴッドタレント)「ユニティー」というグループの演技「I WILL(やるわ)!」。「多くの人はいう、あなたにはできない!と。」その言葉を跳ね返すように団結して挑戦するというメッセージとパフォーマンス、「多様性とは?」の問いを投げかけ、互いを認め合える社会への一歩を踏み出している。


最後のメッセージ『私たちの能力は「違い」に邪魔されない、才能は唯一無二、劣っているわけじゃない。相違は価値で決まらない。「違い」が分断を生むのではなく、その「違い」を認識し受け入れ、歓迎と祝福ができていないだけ!』とある。初めの一歩を踏み出せば「歓迎と祝福」が待っている、そんな雰囲気のあるLDL。

興味のある方は、是非とも最初の一歩を。共に学びましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?