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いい夫婦の日に考える、パートナーシップについてのお話

あなたがパートナーシップにおいて大切にしていることは何ですか?


今日は私たち夫婦について少しだけ書いてみようと思う。

私は夫婦になってから、新婚時代につまづいた。何を隠そう、私がかなりやらかしたのだ。

毎日のように喧嘩ばかりが続き、お互い傷だらけだった。最初こそ何とか向き合おうと努力してくれていた夫だったが、徐々に仕事だ飲み会だと帰宅時間が大幅に遅くなっていった。優しかった夫は、別人のように冷たくなった。

今思い返しても辛かった、夫婦の暗黒期。


その時、なぜ喧嘩ばかりだったのか?

それは私の自己肯定感が大きく関係していたと思う。


以前の記事でも書いたように、私はずっと無意識に、親から刷り込まれた価値観に沿って生きてきた。いわゆる他人軸な生き方をしていた。

夫婦となってからの私は、夫を自分の理想像にはめこもうとしたようだ。(無意識)

夫の非常識で無神経(と私側からは見えていた)な考え方や行動に対し、激しい怒りを感じ、夫を責め立て、正義を振りかざしては絶対に負けないよう戦っていた。

夫は私に何も強要しなかったのに、自分の中の「いい奥さん像」を目指しては、勝手に我慢し、勝手に頑張った。私はこんなにやっているのに、夫は何もしてくれない、、、。不満は溜まっていく一方だった。

夫からしてみれば、仕事で疲れて帰宅すると、不満を溜めて不機嫌な妻が待っている。そりゃあ家の居心地が悪くて、外をふらつきたくもなっただろう。

今ならそう思えるけれども、当時の私は私なりに、よいパートナーシップを築くために必死だったのだから、断ち切れない悪循環にほとほと困り果てていた。


そんな悪循環が少しずつ好転し始めたのは、私が私自身を大切にするようになってからだ。

人間は球体のようなもの。
ある一面を切り取れば素敵な自分もいるけれど、それはそれは目も当てられない情けない自分もいるものだ。

今まで見ないふりをしてきた情けない方の自分もしっかり見つめて、「あ〜色々あるけど頑張ってきたよね、えらいえらい!愛おしいっ!」ってギュッとハグして許したら、ふっと力が抜けて、どんな自分もマルだ〜って素直に思えるようになった。

自分を否定することが格段に減っていったら夫にも優しくできるようになったのか、なぜか夫の態度も軟化し始めたのだ。 

自己否定が、目の前のパートナーへの否定にも繋がっていた。


あの頃の夫へ、本当にごめんなさい。

そして、否定していた情けない私自身にも、ごめんね。



夫婦は鏡、とはよくいったもの。

パートナーシップはまず自分自身との関係性が大切だ、と私はつくづく感じている。

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