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毎月サンタを待つ気持ち

サンタさんって何歳まで信じていただろう。

うろ覚えだけど、4歳までは確実に信じていたのを覚えている。
幼稚園年少のときのクリスマス、どうしてもほしいおもちゃのタイプライターがあった。(いまこの文章を書いていて思い出したけど、当時から文字への憧れがあった)おもちゃ屋で見かけて、ほしいなーと思っていたものだった。

自分としては親にうまくそれを伝えられなくて、つまりそれはサンタさんにも伝わらなくて(親がサンタさんに伝えてくれる、と認識していたと思う)きっとあの胸躍るタイプライターは届かないだろう、と幼心にしょんぼりしていた。

(ちなみにほしかったおもちゃはこれ↓です。ググったら出てきて懐かしくてテンション上がった)

ところが!ほしかったそのおもちゃが、ドンピシャでクリスマスの朝届いていたのだ!
絶対に親にわかってもらえなかったと思っていたので、このときサンタさんの存在を確信した。ほんまにおるやん。

たぶん親はおもちゃ屋で私がそれをじっと見ていたのを覚えてくれていたのだろう。けれど当時の私にはそんな発想はなく。会ったことのないサンタさんと心が通じ合えているなんて、と神秘的な体験にアドレナリンが身体中を駆け巡った。

翌年のクリスマスイブ、翌朝には枕元にサンタさんからのプレゼントが届いていると信じて、楽しみな気持ちで寝たと思う。寝て起きたらプレゼントがすぐそこに届いているなんて、そりゃ不思議で嬉しくてたまらない。


で、ここまでが長い前置きなのですが、大人になった今でもそんな気持ちを月一回味わっている。

「毎月のクリスマスイブ」は、月刊少女漫画誌「別冊マーガレット」(略して別マ)の発売日前夜だ。私は別マを20年近く毎月購読している。
毎月13日発売。そう、今日は別マのイブなのだ。

長らく紙派で、発売日の前日に書店に走っていた(漫画って発売日前日に書店に並びますよね)けれど、最近電子書籍に乗り換えてからは、毎月クリスマスイブの気分。

なぜかというと、電子書籍なので、予約注文すると発売日の0時過ぎごろ自動配信され、翌朝すぐ読める状態になっているから。

明日の朝には読めるなぁ、と大好きな漫画を楽しみにしながら眠る夜は、布団の中でにんまりしたくなる。

毎月、クリスマス気分といっしょに面白い漫画をたくさん届けてくれてありがとう、別マ。おばあちゃんになっても毎月読んでいると思う。

今夜も、毎月恒例の、私にとってのクリスマスイブ。にんまりしながら布団に入る。

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