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アラフォーの働き方で重要なこと、それは『職域を超えない』こと

働くアラフォーが男女ともにかかりやすい呪い。みんななぜ揃いも揃って同じことをするのだろう?という程、多くの人がかかってしまいがちな呪い。

それは、自分の仕事に対する熱意・経験から来る『職域を超えた行動や発言』で自爆する、という呪いだ。

例えば、医療専門職。多くの職種は医師の指示のもと、あるいは処方のもとで業務を行う、とされているものが多い。そしてそれぞれの職種が専門性が高い分、他の職種の範囲について話し合うことは大切だけれど、一線を越えて口を出さないのが暗黙のルールでありマナーだと、個人的には思う。

しかし、熱意をもって長く働いていると、どの仕事も自分の専門分野以外の部分も見れるようになってくる。そうやって幅広い視点で見れるようになることは大切だけど、そうなるといろいろ口を出したくなるのが人間でもあるわけで…。

意見を出し合い協働することは大切だけど、自分の範囲を超えて相手の職域に口を出して嫌われてしまい、重要な会議のメンバーから外された、なんてケースも見たことがある。

いつも引用しているラジオのお悩み相談でも、『パート勤務で長く勤めている職場で正社員が仕事をしてくれない。本人にも注意をして、何度も上司にも掛け合ってきた。けれど、君が正社員だったらよかったんだけどね…などと言われて、かえって私の方がパワハラ扱いを受けて…、お客様の事をわかっているのも、お店のことをわかっているのも現場に立っている私なのに!』的な相談があったことがあり、パーソナリティーの方が『職域を超えちゃってるんだよね…』という話をされていた。

そう、アラフォーは現場で長く経験を積んできて、いろんなものが見えるようになってきている。でも、それを仕事に活かせる管理職やリーダー職についている人ばかりではない。そこがポイントなのだ。

私自身、ワーママで管理職やリーダー職から外されているので、外から客観視してみた時のチームの脆弱さや足りない部分に気づくことは多々ある。でも、最近はそれをストレートに意見するのは違うなあ、と思うようになった。

もちろん意見を求められれば、伝えたいとは思うけれど、その時の話し方も『主役は現任の管理職・リーダー職なのだから、彼らのストーリーや目指している方向性を聞いたうえで、なにか気づいたことがあればお伝えする。』そのくらいが良い気がする。

大変な思いをして矢面に立って働いている彼ら・彼女らのことを理解せずして、あそこが足りない、できてない、などというのは、20代前半の社会人なり立てが何も知らずに上司はわかってないとか、会社のビジョンが見えないとかいうのと同じくらい罪深いのでは、と思ったりする。

アラフォーの中でも、主任職・リーダー職から外れていたりして不完全燃焼だったり、前述のようにパートだったりして責任がある立場に立たされたことがなく、現場は誰より知っているが、現場以外の裏方仕事の苦労を想像できない場合などに起きやすい呪いかもしれない。

アラフォーの皆さん、気を付けて! と、自戒も込めて言っておく。


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