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「怒り」について考えてみる

人はどんな時に怒るか

侮辱されたり、大切なものをむげに扱われたり、気分を害されたりした時などだろうか。

一次感情と二次感情というものがあると聞いたことがある。

怒りというものが、実は二次的なもので
その原因としての一次感情には、寂しさや悲しさなどがある
ということを聞いた。

実は怒りというのは、
見た目では怒っているのは分かりやすくても、
複雑なものなのかもしれない。


怒りは、強いエネルギーの源にもなると思う。

僕は人をみるとき
「この人のエネルギー源はどこから来るのだろう」
と思うことが多い。

そうすると、相手の言葉とは違う面が見えてきて
本質的な部分を見えやすくする気がする。

損をしたくないのか
得をしたいのか
傷つきたくないのか
トラウマを乗り越えようとしているのか
何か憧れやビジョンをイメージしているのか
などなど

他にも沢山あると思うけど
相手の置かれている状況
言っている言葉
実際の行動
の3つを見ながら、
エネルギー源を考えると
違う見え方がして面白いなぁと思っている。


エネルギー源の中でも、怒りは劇薬だと思う。

何かを変化させるには逆流を進むような力が必要だと思う。

例えば、昔は、車の運転中に誰かを殺めてしまった人に対しての罪は、とても軽かった。

その罪がより重くなる「危険運転致死傷罪」を作れたのは、
2人の子供を事故により失った夫婦が頑張ったからだった。

この夫婦のおかげで、そのような事件は減り、沢山の命と人生を救われたと思う。

悲しい出来事だけど、
前例もない中で、
新たな法を作り、
以前よりも状況が良くなれたのは、
行動し続けるエネルギー源があったからだと思う。


逆に怒りに支配されてはいけないというメッセージも良くみる。

映画で言うなら

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

主人公は馬鹿にされると、ついカッとなって
様々な出来事が起きて、
今や、未来や、過去が大変なことになっていく。

でも最後は、
ちゃんと感情をコントロールできたことによって、
理想の未来を勝ち取ることができていた。


図星なことを言われて、怒ってる人もよく見る。

自分では受け入れ難いこと。
心のどこかでは分かっていること。
でも反発してしまう。

そういう未熟さからも、怒りは出るのかもしれない。

逆に言えば、自分を知るきっかけになるかもしれない。

冨樫さんの書いている漫画
「ハンターハンター」の主人公は、

「その人を知りたければ、その人が何に対して怒りを感じるかを知れ」

という言葉が好きだと言っていた。

自分自身が何に対して怒りの感情が湧くのかも
自分を知る上では、とても大事なのだろう。

いつもは認識できない自分に出会える。

相手もそうで、日頃は分からない部分が滲み出るのが、怒りなのかもしれない。


アンガーマネジメントという言葉をよく聞くようになった気がする。

ちゃんと怒りを制御できるようになろう。

つまり、それだけコントロールが難しい分野で、みんな悩んでいることなんだと思う。


コントロールする為には

まずその実態を知る必要がある。

何かも分からないのに、出来るはずもない。


今日書いていて思ったのは、

怒りの奥には、別の感情が秘めている
エネルギー源になる
コントロールできなければ、人生を狂わす
自分や相手を知るきっかけになる
そもそもコントロールが難しいもの

ということだった。

もーっと沢山の要素を含んでいるだろうし、
面白い分野だと思うので、
これからも考え続けたい。


怒りという感情をよく知って
上手く付き合って
色んな視野で生きれたらいいなと思う。

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