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ビューティフルマインド

映画の内容を含みます。ご了承下さい。


映画のあらすじは以下の通りです。

この世の真理を解明しようとする天才数学者の男は、周囲の好奇の目に晒されながらもある研究を成就させ、夢を叶える。そんな中、彼の頭脳に目をつけた諜報機関が、彼に敵対国の暗号解読を依頼。極秘の任務の中、徐々に男の精神は蝕まれていく。
Netflix あらすじ


ノーベル経済学賞を受賞した、実在の天才数学者であるジョン・ナッシュの伝記的映画。

主演はラッセル・クロー。2001年の映画です。

「ゲーム理論」という画期的な理論を1人で研究して導くほどの天才であるため、

国は、敵国の暗号解読を依頼する。

愛する妻と結婚しても、その二重の生活は続き、徐々に疲弊していく。

大学院時代の同部屋の友人や、その子供にも助けられながら、幸せに生きているようにも見えたが…


それらはジョン・ナッシュの幻覚だった。

統合失調症だった。

大学院時代の同部屋の友人も、その子供も、諜報機関も実は存在しなかった。

でも彼はそれを受け入れることができない。

なぜなら、それは彼にとって幻覚ではなく、現実だから。

その結果、生活もままならなくなり、実際の妻との間の子供を危険にさらしてしまったり、

治療をしてもなかなか消えることはなかった。


ここからが僕の大好きなところ


再入院の当日、ジョンは妻にこう言った。

「入院したら二度と元に戻れない・・・僕に時間をくれ。答えを見つけるから」

天才の彼は、頭で解決しようとする。

その中、妻はこう言った。

『夢と現実を区別するのは頭ではなく、ここかも・・・(ジョンの胸に手を当てながら)私は信じたいの。人間の力を超えたことだって可能だと』


それからの彼は、大学院で研究を続けられるようになった。

では幻覚は消えたのか?

消えていないままだった。

これが深すぎると思った。


僕たちは少なからず幻覚と戦っている。


お金、その他諸々の悩み、全てあってないようなものに振り回される。

自分はそう見えても、実は周りから見て違うもの。

そんな経験や、出来事をあげたら、キリがない。

統合失調症ほどではないにしても。

そして、自分で自分を苦しめようとする。

それを頭で考えて、みな解決しようとする。


でも本当に大切なのは??

この映画を見ると、それに気づかせてくれる。


そして最後、ジョンは妻にこう言う。


『理を導く理論や方程式を求め、それに一生を捧げて来た。幻覚にも迷い。そして戻ってきた。その中で人生で一番大切なことを学んだ。謎の愛に満ちた方程式の中に”理(ことわり)”が存在するのです。今夜、私があるのは君のおかげだ。君がいて私がある。ありがとう』




最高の物語だと思う。

事実と違う部分もあるみたいだけど、それはご愛嬌(笑)

僕の人生にかなりの影響を与えました。

この深みはぜひ、実際に見て感じてほしいです。

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