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【メルマガ絵本沼】第10号(2022年12月)|やなせたかしの5つの顔

【メルマガ絵本沼】をお読みいただきありがとうございます(^^)/
 
もうすぐ2022年が終わります。
本年もありがとうございました。
 
来年は「岩波の子どもの本」や『母の友』(福音館書店)が創刊70年、ブルーナの『nijntje』(『ちいさなうさこちゃん』)やセンダックの『Where the Wild Things Are』(『かいじゅうたちのいるところ』)が刊行60年、そして児童図書出版協会が設立70年など、児童書・絵本業界は周年トピックが盛りだくさんです。
 
その中でも今回は、来年で刊行50年になる『あんぱんまん』(1973/フレーベル館)の作者であり、2023年が没後10年にもあたるやなせたかしさんを取り上げようと思います。
 
いつもながら長文ですが、最後までお付き合い願えれば幸いです (^^) _旦~~。


※※※お知らせ※※※
新年1月4日(水)に絵本沼新春企画 2022年の絵本業界を男ふたりでゆる〜く振り返るを開催します。参加費無料です!アーカイブ配信もございますし、当初の定員50名が満席となりましたので増席しました。ぜひご参加ください!


【メルマガ絵本沼】やなせたかしの5つの顔
 
■やなせたかし=マルチタレント
 やなせたかしは自伝的な本がとても多い。
それにくらべると評伝は意外とすくなく、その中に『やなせたかし:「アンパンマン」誕生までの物語』(ポルトレ/2015年/筑摩書房)という中高生向けの評伝があって、これが「やなせたかしのアンパンマン以前」をとてもわかりやすくまとめている。

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