拗ねる花
「ジャスミンローズ」こと「バラ咲きジャスミン」は、ジャックと豆の木並みの上昇志向。一度蔓が伸び始めると、あっという間に支柱を上り詰めてしまう。巻きつく先を失い彷徨うのを見かねては蔓を巻き直してみるのだが、どうもそれが気に入らないらしい。ちょっとでも芽先が下を向こうものなら、直ちに枯れ果てる。そのせいだろうか。昨年は5月末から次々と6つも花を咲かせたのに、今年は先端が茶色くなった蔓が何本もできただけで、1つも花をつけずに夏を迎えた。
上昇志向の強い蔓芽を何度も屋上から狭い団地に押し込むような攻防戦を繰り広げたのだから、拗ねられても仕方がないと今年は開花を諦めていた。ところが… 昨年よりも2ヶ月遅れて7月末に蕾を一つ発見!
ここから開花を楽しみに待つこと数日。
8月1日の夜、蕾が開花した。
翌朝、改めて見てみると… あれ!? こんなに大きな花だっけ?
しかも一つしか咲いてないのに、昨年よりも香りが強く感じられる。
昨年の大きさと比べてみると、およそ2倍はある。
や、やっぱり大きい! しかも翌日、あっさり散った。あまりにも潔い最期だったので水に浮かべてみたら、そこでピンクに染まった。
蔓芽を何本も枯らしてしまったから、今年は拗ねて一つしか花を咲かせなかったのだろうと思っていた。でも考えようによっては、それが摘心効果となって花が大きくなったのかもしれない。真相は不明だけれど、4年目も再び花を見ることができた以上、引き続きお世話する気満々でいる。窓際で日光や外気に当てたり、エアコンの風には直接当てないように台車まで用意して移動させる日々だ。またしても してやられたか、と思わなくもない。
☘️追記☘️
蒔倉みのむしさま、早々にご紹介いただき、ありがとうございました🙇♀️
コニシ木の子さま、ご多忙の中、ご回収いただき、ありがとうございました🙇♀️
いつき@暮らしが趣味さま、賑やかし帯を使わせてくださり感謝です🙇♀️