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月に想う

中秋の名月を見上げていて、ふと、この小皿を思い出した。

昨年の春、自分にとって兄同然の従兄が急逝し、なかなか現実を受け入れられなかった。でも、ご遺族が従兄の事業を立派に引き継がれたので、心底、安心して今に至る。小皿はそのご長女からの贈り物。この月光に似た光沢を見ていると、従兄は月になったのだな…と思えてくる。兄よ、そちらの居心地はいかがですか?