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備忘録

海でみた夕焼け。
この夕焼けをみながら友達とした話がすごく好きで
忘れたくないのでここに保管します。

友達と2人でこの夕焼けを見ていて

最初モネの絵画みたいな夕焼けだなあって思ったんだけど、
夕焼けの切なくて儚くて、楽しかった思い出の象徴のような。そんなかんじはルノワールだなあ

なんてことを言ったら
クラシックが好きな友達は

私には絵はわからないけどこの薄い紫とオレンジは絶対にチャイコフスキー。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲!

ってこの曲を教えてくれて、
2人でこの曲を聞きながらぼんやり砂浜で夕焼け空を眺めて、ルノワールとチャイコフスキーのこんなとこ似てるねなんていう話をして盛り上がったのがね!とっても楽しかった!

チャイコフスキーは本当は幸せなかんじの明るい曲を作りたいのに
どうしてもメランコリックな曲ばかり作ってしまう。
たまに明るさがチラチラしてる
(うろ覚え)
みたいなことを言っててルノワールと逆だけどなんだか似てるなって思ったんです。

ルノワールは
人生は辛く不愉快なものだから、芸術は美しく愛らしいものではなければならない。と言って幸せな記憶や美しいものを多く描いたんですね。
幸せな絵のはずなのに、どこか儚くて私はなんだか切ない気持ちになる。上手く言葉に出来ないけどルノワールの絵ってもう決して戻ることはできないけど、ずっと忘れられない大切な思い出ってかんじがするんだ。懐古的。
きっとルノワールの、人生は辛く不愉快なものだって人生観がそうさせているんだろうなあ。滲み出ているんだろうなあ。味はしないけど香りがする。スパイスみたいな。

人生に若干嫌気をさしながら幸福感を表現し続けたルノワールを思いながら彼の絵を観るともっと切ない気持ちになりますね。

なんてことを言い合って、ルノワールとチャイコフスキーに思いを馳せた夕方でした。


西洋絵画とクラシックの親和性。おいしい。
紅茶とクッキー。ワインとチーズ。引き立て合う。

じゃあゴッホにはどんな曲が合うかな、モネにはどんなかな、って色々気になってきた。わくわく。
またこんなを話したいな。
自分が知らない世界を教えてくれる友達、好き。

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