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型抜き

感情を言葉にすることはクッキーの型抜きと似ているなあと思うんです。

感情(生地)をその時これだ!と思った言葉(型)にはめるのだけど、その言葉に感情が全部収められていることは絶対にないと思うんだ。

言葉という既存のものに自分だけの、あなただけの感情が収まりきるわけがない。

自分だけの唯一無二であった感情が言葉にすることでありふれたものになってしまうような気がすることがあって、敢えて言葉にしないことがあります。

人に対する思いや映画,本の感想なんかがそう。

そういうものは心の内にそっとしまっておくんだ。

もちろん言葉にしたほうがいいことだってあるし言葉にすることはとても大事


クッキーの型はあればあるほどいいね



これ書いてたらなんか千と千尋の銭婆の
「1度あったことは忘れないものさ。思い出せないだけで」
思い出した。


本当に大事な気持ちは決して忘れない。思い出せなくてももう一度それに触れたときにまた同じ気持ちになれると思うから、無理に言葉にする必要はない。

安心してしまっておこうね。

でも型抜きして同じ形になってしまったクッキーも
デコレーションでその人らしさが出て
それはそれで良さがあるね。


追記

これを書き終えた後に1つ前のnote記事を読んだら
言ってることがなんか真逆で笑った。



そういうやつです、わたしって。

言うことコロコロ変わるけど

言葉に残しておきたい感情と
敢えて言葉にしない感情と。

大事な自分だけの感情をどうしてあげたいか
ようく向き合って 考えてみようね。


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