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#188 行政書士試験合格へ 【憲法の「見出し」も出題される】編

憲法の問題では、ある条文が第何条なのかが
問われたり、あるいは数年に1回の頻度で、
「見出し」が問われることがあります。


1.「見出し」も問われる…


「見出し」は、「人権」「統治」の
どちらも問われます。

「第○○章に書かれているはずだけど、○○条の
見出しまでは完璧には把握できていない」
という受験生が一定数いるので、定期的に
出題されているのだと思います。

出題頻度だけで考えるのなら、Aランクでは
ないのですが、条文の見出しだけを後で
まとめて一気に暗記する、というやり方は
あまり効率が良くないので、日頃から憲法の
条文を読むときに、見出しもあわせて暗記
する形のほうがタイパが良いと思います。


2.「お気に入りの条文集」で構いません…

私は、
「ケータイ行政書士ミニマム六法」
(三省堂)
を使用していましたが、この
条文集には、憲法のほぼ全条文が
掲載されています。

「ほぼ」というのは、例えば憲法10条は
掲載されていません。(2023年度版)

【国民たる要件】
第10条 日本国民たる要件は、法律でこれを定める。

おそらく、過去に行政書士試験での
出題がない、あるいは出題があったと
しても20年以上前、ということなのだと
思います。

若干の気持ち悪さはありますが、そこは
あまり問題ではなく、この条文集には、
過去の行政書士試験の出題年度が書かれて
いることに特徴があります。


3.憲法の条文はすべてAランク…

憲法は全103条で、行政書士試験の憲法
(択一)の問題数は5問。

直近20年で100問分なので、ざっくりですが
ほぼ全ての条文が出題されている計算です。

さらに細かく見てみると、
「○○条の1項は出題があるが、
2項の出題はまだない」
という状態になっています。

ここで大事なのは、
「過去20年で出題がないのであれば
Cランクだからあまり学習しなくても
かまわない条文」
と考えてはいけないということです。

憲法の学習においても、行政法や民法の
学習するときと同様に、出題頻度に応じて
Aランク~Cランクに分けられていますが、
「条文」ということのみを考えるなら、
あまりランクは関係なく、全103条しか
ないので、すべてAランクだと思って暗記
するべきだと思います。

今回は、「見出し」について書きましたが、
模試では、第何章なのかが問われている
問題も見かけました。

それまで、あまり考えたことがない視点
でしたが、条文や見出しを暗記するのなら、
あわせて「章」について暗記するのも
良いかと思います。


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