見出し画像

#131 行政書士試験に合格するために 多肢選択式「○○的」編

前回に引き続き、行政書士試験の多肢
選択式において、日頃の勉強から
意識しておいた方が良いことを書いて
みたいと思います。


○○的…

行政法の多肢選択式の対策として、
(特に最近の)判例をチェックすることを
挙げましたが、その他に「空欄になって
いる前の文章を読む」などの対策がある
と思います。

これは、技術的なものなので、過去問や
模試を活用するときに意識すれば、
何となくできるようになったり、
ならなかったりします。

そういう技術的なものではなく、日頃の
勉強で、行政法、憲法を問わず、
「○○的」という単語が出てきたときに、
多肢選択式に出てくるかもしれない
という意識をして欲しいということです。


抽象的…

令和5年度試験では、
実質的、個別的、合理的、実体的、手続的
という○○的な単語が出てきました。

令和4年度試験では、
一般的、外在的、必然的、社会的、偶然的…

「○○的」は非常に抽象的な言葉のため、
どれもが該当しそうに思えます。

ただ、答えとして、外在的でも社会的でも
どちらでも構わない、というスタンスを
取ることはないので、解答として選ばれる
単語は決まっています。

判例を読む際には、流し読みになってしまい
がちなので、少しでもこれらの単語に
引っかかるようになれば、頭への定着が
しやすくなるかもしれません。


まとめ

具体的に判例を挙げてみます。

令和2年11月25日の
出席停止処分取消等請求事件です。

普通地方公共団体の議会の議員に対する
出席停止の懲罰と司法審査に関する判例
になります。

*判例変更があった判例としても重要

「…議事に参与して議決に加わるなどの
議員としての中核的な 活動をすることが
できず…」

「…これが議員の権利行使の一時的制限
すぎないものとして、その適否が専ら
議会の自主的自律的な解決に委ねられる
べきであるということはできない…」

この判例からは、どこから何が出されても
構わないように読み込むべきものに
なります。

そして、多肢選択式で出題されるのであれば、
反対語や類義語も選択肢の中に一緒に出てくる
ため、流し読みをしている受験生と、意識して
判例を読んでいる受験生とでは、正答率に
明らかに差が出ると思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?