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ゆかりアーティスト05 西永拓郎
こんにちは。
ピアスよりイヤリング派!note更新担当のたぬ子です!
耳に穴が開いていないので、正しくはイヤリング派というよりイヤリング一択です(笑)
今回は、金属を使ってアクセサリーや立体作品を製作されている、西永拓郎(にしなが たくろう)さんに作品作りのポイントや金属の魅力について、お伺いしました。
[プロフィール]
■氏名(ふりがな)
西永 拓郎(にしなが たくろう)
■ジャンル
芸術
■住所
愛媛県松山市南吉田町2214-1
■連絡先
Tel:089-974-8300 FAX:089-974-8301 Mail:info@nishinaga-k.co.jp
■経歴
1984年 生まれ。2003年 宇和島東高を卒業後、家業の西永工業に入社。レーザー加工機の導入を機にアート作品を手がける。小さいものでは、ピンバッチ・ピアス等のアクセサリーを、大きいものは立体で表したシーラカンスなど多岐にわたる。
鉄は”硬い”?それとも”柔らかい”?
![金属を加工しているだけですよ IMG_0754](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54873588/picture_pc_766bc7e1497ae5faf6733f907d83d9ff.png?width=800)
―金属で様々な作品を製作されていますが、金属のもつ魅力は何だと思いますか。
一般的に、金属って“重い・冷たい・鋭い・危ない”みたいなマイナスのイメージが強いですけど、僕は金属の中でも鉄って結構人間や自然に近い素材だなって思うんです。
鉄は、身体の中にも含まれているし、身の回りにある素材の中でかなり自然に近い形で使われているのに、マイナスのイメージが強いので「不遇な素材だな」と。「なんだかなぁ…」と思ってしまいますね。
あと、鉄って“硬い”と思われていますが、僕自身は鉄を“硬い”と思ったことがないんです。
例えば、わりばしとそれと同じ太さの鉄をそれぞれ折り曲げた時に、わりばしだと折れちゃうけど鉄って曲がるんですよ。それって、鉄の方が“柔らかい”ってことだと思うんですよね。
加工技術向上の延長線上にアクセサリー
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54134184/picture_pc_3ce3d9518fedc652ff328848b76f9b43.jpg?width=800)
―アクセサリーやインテリア関係の作品を作りはじめたきっかけはなんですか。
仕事を始めた時からずっと、加工技術の向上のために色々と作っていて、その延長線上のような感じでアクセサリーなどを作っています。
―どのようにアクセサリーのデザインを考えられるんですか。
そうですね。イヤリングだと、使える板の大きさが決まっているのでその大きさに応じてデザインを考えていく感じですね。
全部が自由になると、どこから手を付けていいか分からなくなるので、ある程度の制約を決めてから作っています。
―アクセサリーのデザインで、気を付けていることはありますか。
アクセサリー作りは、完全に自分のエゴでやっているので、そこまで気を付けていることはないです。
ただ、アクセサリーは身に着けてもらって作品が完成するので重さなどはある程度考えます。でも、その先は作り手の自由だと思っているので、デザイン面ではあんまり気にしてないですね。
パーツから始まる作品製作
![パーツから始まる作品製作 IMG_0868](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54135514/picture_pc_2457612b87209d55a9245ff0c15a28f2.jpg?width=800)
―立体作品を製作する時は、最初に作るものを決めて必要なパーツを揃えるんですか。
逆ですね。まず、材料を「細長い帯なら細長い帯だけ」「丸なら丸だけ」と特定のパーツに絞って、そのパーツを使って何か立体物を作ろうとなったあとに、テーマや作るものを設定して完成に向かっていきます。
―立体作品を作る時に、難しい・大変だなと思うことはありますか。
とっかかりというか最初だけ大変ですね。顔から作ることが多いんですけど、顔を作り終えてしまえば全体の大きさも決まっていくので、この工程を終えると8割方完成という感じです。
立体物は顔を作るまでが大変ですね。
誰が主体となるのか
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54134773/picture_pc_a875550762da221b3af0414755da4e5e.jpg?width=800)
―作品の種類に応じて気にかけているポイントは変わりますか。
建築は使用する人がはっきりしているので、ある程度使用する相手に寄り添う姿勢で製作に取り組んでいます。
一方でアクセサリーは、「気に入った方に購入してもらえればいいや」とある種突き放した感覚で作っているので、そういう製作に対する考えがだいぶ違いますね。
あくまでもお客さんやお施主さん・デザイナーさんを主としているのか、自分が主体なのか、それによって違ってきます。
僕は金属を加工しているだけ
![鉄って柔らかいんです IMG_4590](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54873610/picture_pc_c7641ca565d6172c200b878a57f20fa6.jpg?width=800)
―鉄工所の仕事・アクセサリー作家・立体作品アーティストと幅広くご活躍されていますが、どの部門に一番力を入れていますか。
皆さん僕の職業について結構混乱されるんですけど、僕自身は別に使い分けてないんですよ。
僕の中では鉄工所の仕事も、家具も、アクセサリーも、アートも全部一緒なんですよね。全て金属を加工しているだけで、それ以上でもそれ以下でもないんです。
ただ、アクセサリーやアートしか知らない人が「あっ。家具も作ってるんだね。」とか、「鉄工所もやるんだ。」っていうギャップはあります。
愛媛県でチャレンジしたいことは?
![愛媛県でチャレンジしたいことは? IMG_4617](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54135527/picture_pc_536d5b5ee0f334d82232d781f1ec520f.jpg?width=800)
―今後、愛媛県で新しくチャレンジしたいことはありますか。
愛媛県美術館が空いていればお借りして、立体作品の個展をやりたいですね。
絵しりとり ま○○○
![絵しりとり IMG_1026](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54135872/picture_pc_adccb9dd1d89a5bd92271fcde283f7df.jpg?width=800)
―前回の方がこの絵なので、「ま」から始まる絵をお願いします。
※前回の方(黒川さん)が描いてくれたのは、勾玉でした!
「ま」ですか…。「ま」からはじまる…なんだろうなあ。
なにがありますか?? 何にしようかなあ。
そう言って、描かれたのは…!?
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54135691/picture_pc_313981098686c45cda7048a2f878b3b0.jpg?width=800)
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