インバウンド「二重価格」大賛成の理由
単に「外人さんウェルカム!」というだけのインバウンド政策には大反対である。
今日、『世界遺産「姫路城」の外国人観光客の入場料を4倍程度に値上げすることを検討している』とニュースが配信された。
私は常々、単に「外人さんウェルカム!」というだけのインバウンド政策には大反対であるので、この値上げについてはもちろん大賛成である。
インバウンドからは4倍どころか、もっと料金を取ってもよいと思う。これは決して外国人差別ではない。他国の観光施設でも同様の措置が取られているのだ。
いざ徴収する場合の国籍判断など、課題はあるけど。
観光事業者は、インバウンドの「おもてなし」のために英会話の勉強をさせられたり、さまざまな受け入れ準備を強いられる。
そのための経費もかかっているにもかかわらず、それが事業者負担だったり手弁当というところが多い。
日本人相手と外国人相手では、かかる労力も異なるのだ。
さらに、日本とはレートの差が大きすぎる。
インバウンドのために日本国民の税金でオーバーツーリズム対策が行われているのに、旅費は日本人と同じか、ジャパンレールパスなどのインバウンド専用パスを駆使すれば日本人よりも安く観光できる現状がある。
その上、ただでさえバス運転手が不足している中でインバウンドが殺到し、修学旅行用のバスが確保できなかったり、宿泊施設が混雑して泊まれないことが起きている。なぜインバウンドのために自国民が我慢を強いられなければならないのか。
インバウンドを受け入れるのであれば、しっかりと税金なり二重価格で取るべきである。