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ガットは緩く、ラケットは重く~打倒格上の秘策~

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■打倒格上のポイント

こんにちは!Strings Proです。

みなさんはどれくらいのテンションでガットを張ってますか?

僕が高校生の頃(今から10年前)、上手い人ほど高いテンションで張ると何となく思ってまして、見栄を張ってテンション58で仕立てていた時期も。。。(笑)

しかし、今では45ポンド、さらにラケットには重りを付けて350gほどの重さでプレーをしています。

というのも、「ガットは緩く」「ラケットは重く」が、僕の中で格上に対抗するのに重要な要素だと気付いたからです。

以下で詳しく解説していきます!

■今のテニスボール事情

1990年代からカーボン技術を取り入れたラケットが普及しました。この技術はラケットの軽量化とパワーアップを可能にし、2000年代後半からラリーの高速化が進みます。

大会使用球は毛量が少なく軽いものが主流で、一般プレーヤーやジュニアの試合でもそういった球が使われていました。

私が高校生の時は、まさにBIG4を筆頭にした高速化全盛期。大会公式球はWilsonのUSOPENモデル。球が軽くて吹っ飛ぶため、私の周りでも高いテンションで飛びを抑える人が多かったです。

また、当時はカルロビッチやイスナー、ラオニッチなどのビッグサーバーが名乗りを上げていた時代でもあります。特にビッグサーバーとの試合はサービスエースばかりで単調な試合になることもしばしばありました。

そんな状況を打開するため、ここ数年のツアー大会では毛量の多い重い球が普及しています。長いラリー戦でプレー強度を上げ試合展開をより面白くしようというわけです。

軽い球の時代は相手の球威を使い、タイミングでエースを取るプレーが数多く見られた一方、最近ではシナーやアルカラス、ズベレフのように力勝負に持ち込む展開が多くなっています。良し悪しは別にして、現代はパワーが正義の時代といっても過言ではありません。

そんな事情があり、今では一般プレーヤー界でも「重い球」が広く使われています。

こんな状況ですから、強い人は「自分から安定して強い球」を打つことが可能です。格上に勝つため、僕らは何としてでも「ラリー五分の展開」に持っていかなくてはなりません。

■「道具の力」を借りる

とはいえ、やはり格上との試合は必要以上に力み、ミスが先行してしまいますよね。

ここで重要なのが「道具の力を借りる」こと。
この視点こそ、格上と対等に戦うヒントが隠されています!

ポイントはこの2点です。

・ガットを緩く張る
・ラケットを重くする

○ガットを緩く張る

確かに、ガットを緩く張るとアウトが多くなると心配になる人も多いでしょう。
しかし、緩いテンションはスナップバックを上手く使えるので、しっかりスイングさえすれば強い回転が掛かり球が落ちます。

また、相手の球威を利用でき力を入れずとも強い球が打てるので、緊張してフルスイングできない場合もガットがパワーを補ってくれるわけです。

○ラケットを重くする

ラケットを重くするとスイング時のパワーが増大し
①ラケット面のブレを抑える
②球威アップ

の2点が期待できます。

確かに重いとシャープに振り抜けず、回転が掛かりにくいというデメリットがあります。
しかし最初にお話しした通り、近年のテニスボールの特徴は「重い」ということ。相手の方がパワーがあるにも関わらず軽いラケットを使っていては、球威で負けてラリーで互角に渡り合うことは難しいです。

ガットは緩くラケットは重くすることで、あと一歩の伸びを僕らに与えてくれるわけです。

■まとめ

・近年のテニスボールは重く、ストロークのパワーと安定感が求められている。
・テニスボールと格上に対抗するためには「ガットは緩く」「ラケットは重く」する。


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