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「冥界ラジオ」ep2 :地獄へようこそ|創作大賞2024

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ビュービューと肌を刺すような冷たい風が吹き荒れる。鼻水までも凍るのでは無いかと思わせられるくらいに厳しい寒さだ。

ここが現世なら近隣でカフェでも探して温かい飲み物でも頼みたいところだが、あいにく地獄にはそんなものはない。せめて日の光でもあればと思うけど、空は相変わらずグレーで、この分厚い雲間から太陽が覗くことはないだろう。

ニムラは少しでも暖を取ろうと、着ている黒のパーカーのポケットに手を入れる。足場の悪い砂利道を進むたびにジャリ、コツ、と石が動く音が聞こえた。近くを大きな川が流れているため、この辺り一帯は砂利道が続く。

しばらくすると見えてきたのは、大きくそびえ立つ怪物のような巨木。大きさだけでいうならば樹齢数百年近くありそうで、人々から崇められそうな木だが、そこにみなぎるような生命力はなく、あるのは不気味さだけだ。しなりと伸びる枝は、今にも動き出しそうな老婆の手のようにも思えた。

それまでずっと下を見ながら歩いていたニムラだが、木の前で顔を上げた。

「おはよ〜ケン爺ちゃん。今日はどう?じゃんじゃか罪量ってる?」
「……おはよう」

いつも眠いんだが怒っているんだがわからない顔で挨拶を返してくれる。渋い顔だ。ニムラが勝手にケン爺ちゃんと愛称で呼んでいるのは、この木の主のケンエオウだ。彼もまた冥界の住人であり、ここでダツエバという老婆とふたりで亡者の死後の行き先を決めるために命じられている役割がある。亡者の服を剥ぎ木にかけることで生前の罪の重さをはかるそうだ。

枝にぶら下がっている服を見て思う。自分の犯した罪というのは軽いものであれば都合よく忘れてしまいそうなものだが、重量となり可視化されたものを見ると、必ず自分のどこかには記憶されているということになる。身体かその一部の脳に。そして、自分の罪を忘れても、された側の他者が記憶していることもあるのだ。

ニムラは低い木の枝にひょいと登り腰掛ける。
「今日はね〜ラジオの企画でこれから地獄ツアーなんだ。これが本当の地獄巡り〜なんちゃって」

ケンエオウからは相槌も返事もない。これが通常通りでいつも挨拶と一言二言あるかどうかだ。ニムラもまたただ話しかけたいだけなので特段返事は期待していない。
「じゃあ行ってきます〜」
腰掛けていた木の枝からひょいと降り、木の根元に座るケンエオウに別れを告げた。

「地獄の住人さん、こんばんは。ニムラがお送りする冥界ラジオ。今宵も地獄の入り口からラジオをお届けします。えー今日はね、地獄に新人がたくさん入るということでね。それに便乗して僕らもルームツアーならぬ地獄ツアーをやろうと思います。」

ビュービューと吹き荒れる風に晒されながらニムラはマイクを持って話し出す。いつもはPCでリアルタイムで掲示板を確認しながら話しているが、今日は代わりにサキモトがコメントを読み上げてくれている。

「え?風の音がすごい?この辺はね〜本当に風が容赦ないんですよ。痛いの冷たいのなんのって。これでも雑音を拾いすぎないようにマイクに細工をしたんですけどね。聞こえづらいかもしれませんが慣れてください。このあともっと凄まじいの聞こえると思うんで」

苦笑いして言い切ったニムラの目の前には、ゲームのラスボスが潜んでいるような荒々しくて無骨な山々がそびえ立っている。山を覆い隠す青々しい草木などはどこにも見当たらず、生きものどころか植物さえも生えてはこないだろう。

空は曇り空。決して闇が広がっているわけではないのに、どこまでいっても生の印象は受けず、そこは死の気配を感じさせるような無機質な場所だった。

「えーまずはね。ここはいつもラジオをお送りしているスタジオがある場所です。地獄の入り口に当たる部分ですね。山以外何もないところです。山といってもみなさんが想像する山ではなく、もっと寒々しいものです。ここにこれまた寂しいプレハブ小屋からラジオをお送りしてます」
うっうっと泣き真似が入る。

「こんなところからいつも明るくラジオを放送してる僕は偉すぎると思うのよ。なので閻魔王!これ以上気が滅入らないように、ラジオを聴いていたらプレハブの窓に景色が映る薄型モニター付けてください!最近現世では薄型のモニターに綺麗な景色の映像を映して窓の代わりにするというアイデア商品が出回っているらしいですよ!」

地獄のラジオを流しておいてさらに横には作りものの綺麗な景色を飾るというのは少々趣味が悪い気もしたが、そのアンバランスさが逆にこの世界にあっている気がした。

「さあ、私情はほどほどにして、ここからは気を引き締めて参りましょう」
ゴツゴツとした足場の悪い山場を転ばないように足に力を入れつつ先へ進む。
「山あいに入り、現れるのは大きな空洞。洞穴です。ここへ入って行きます」
一歩足を踏み入れると、目の前に広がるのは漆黒の闇。人ひとり難なく飲み込んでしまえるようなぽっかり空いた穴は異質さを纏っていた。これから待ち受ける場所への不安感が増す入り口だ。

「地獄へ連れられてきた人間はここから時間をかけて下へ下へと降りて行きます。本来ならば先導に立つ者がいるんですけどね。今回は僕らだけなので代わりにこの提灯の明かりを手に持って、地獄の番人でもあるこの怖い鳥さんの背中に乗って連れていってもらいます」

バビュンと風を切りカーブを描くように下へ下へと向かう。いくら下って行っても辿り着く気配はないが、何度も通っている道なので臆せず身を任せるのみだ。気が遠くなりそうなほどの長い道のり。そして今までここに来るまでに聞こえるのは自分たちの風を切る音だけだったが、下へ近づけば近づくほど地獄のBGM(叫び声やら呻き声)が強くなる。

「はあい。地獄へようこそ〜ということで到着しました〜。ここに辿り着くまでが気が遠くなるくらい長すぎて、まさに地獄の道のり」
自分の発した地獄ギャグに乾いた笑いが出る。サキモトの方を見るがピクリとも口元が動いていない。どうやら普段から慣れてしまったのか、不評のようだ。

「地獄にはね、いくつか階層が存在しましてね。犯した罪によって向かう階層が違うんですが、今日は比較的ライトな上から二番目の地獄へ来ました。どうです?もうなんか聞こえてるって?おそらく今途切れ途切れで聞こえているのは地獄サイドの地獄の住人の声ですね。みなさんそれぞれの持ち場の苦行に今日も励んでいるようです。少し騒がしいと思いますが、どうぞ雰囲気を感じてくださいね」

そこは人が住まなくなった後の枯れた土地を思わる景色をしていた。足を踏み入れた地面は乾いており、地獄の業火は轟々と高く燃え盛っている。先ほどの入り口付近で見たような無骨な山や崖に囲まれていたて、荒々しい雰囲気だ。

もちろん地獄の階層によって景色は違うのだろうが、最もらしい地獄より、今見ている景色の方が人から気力を奪うのには十分であるように思った。精神世界のように削ぎ落とされた世界。絶え間無く与えられる苦行で沸いた怒りも恨みもこの空間では吸い込まれてどこにも届かないような気さえした。

どこまでいっても生の気配はせず、心の奥底から乾きを覚え、それが一生満たされないような侘しさを覚える景色だ。ニムラは初めてここへ来た時の記憶を反芻し、轟々と燃える炎に近づいて手をかざす。

「枯れ果てた土地に唯一の生を与える地獄の業火!一歩近づくと服は燃え、もう一歩近づくと皮膚が燃える。罪人はここで焼かれると思いますよね?実際は業火にのたうち回りながら、自分自身の罪を何度も炎の中で見せられ、罪を自覚するまで演出を変えて理解させられる。さながら地獄の光景ですね」

どこから出して来たのか、ニムラは袋に入ったマシュマロを棒切れに刺し焼き始めた。キャンプファイヤーでよく食べられるとっておきのデザートだ。業火の勢いは凄まじく、一瞬にして焦げ目がついたマシュマロをうまそうに頬張る。

「一回ね、やってみたかったんですよ。地獄の業火で焼きマシュマロ。みなさまももし地獄に来ることがあればやって見てくださいね。結構いけます」

リスナーからは地獄の火で燃やしたマシュマロとかえぐみの効いた味がしそうなどと反応が来ていた。確かに人の罪をエネルギーに燃え盛る火は色々な意味で相当火力が強いだろう。

「少し遠くに見える銀色のきらきらの集合体。綺麗だからって近づいちゃだめですよ。刺さると死んじゃう刃物です。ダイヤじゃないです。あそこね、縛られて崖から落とされるんですよ。僕あれが嫌で嫌で、よく崖の物陰に隠れてたんですけど、崖の壁を削ってたらなんとある日宝石を見つけたんですよ」

着ているパーカーのポケットを弄り、一粒の石のかけらを取り出す。深海を思わせる神秘的な深い青色。研磨されていない宝石は輝きこそないものの、それは地獄の中で見るには十分な彩りだった。

「自分を刺すために待ち構えてる刃物を使って崖の壁を削っていって見つけたっていう曰く付きにもほどがあるほどの代物なんですけどね。自分の手元に来てからはずっと大事にしてるんですよ。なんか愛着が沸いちゃってね」

宝石なんて縁がない人生を送ってきたが、不思議なものでいざ手元に来るときれいなものはただきれいだった。そう、素直にきれいだと思えた。そんな心が自分にもあったなんて驚いたものだ。慈しむように見つめる、自分の光。あの日からずっと肌身離さず持ち歩いてきた。

「では今回の地獄ツアーはこのあたりで切り上げて、今日はせっかくなので地獄大解放&交流会と題して!天界と極楽浄土に住まわれている方と我らが地獄の住人のコラボ回といきましょう!スタジオに戻ってお伝えします」



「現世では見たことがない果物が木に成っていたりして、はじめて口に入れた時はまるでこの世の甘美をすべて注ぎ込んだような味だと思いました」

「観光名所というかわかりませんが、小さな池がありまして、蓮の花がきれいに咲いていて、たまに天の気まぐれで雨が降ると小さな虹ができるんです。その光景はまさに楽園といった様子で、はじめて訪れた方は皆気に入るのですよ」

極楽浄土から訪れたゲストの女性は目を細めゆったりとした口調で語った。「聞かせて☆天上人コーナー」ということで、リスナーから質問コーナーを設けたところ、どんな食事をとっているのか、観光名所的な場所はあるのかという質問だった。悪い行いをせず、素直な心で生きることができた人が行ける天界、極楽浄土という世界。

意外にもどうしたら行けるかなどという質問はなく、暮らしぶりを問うものばかりだったので、やはりこのラジオのリスナーはどこか変わり者だ。

「えー最後の質問。極楽浄土でいちばん好きな場所はどこですか」
白くて絹のような手を口元に持っていき少し考えるそぶりを見せた。手もそうだが、白い頰にはうっすらと赤みがさし、表情に影はなく明るく見える。俗世のしがらみや苦労などから解放された人間はこうも纏う雰囲気が違うのかと見入ってしまう。

「私たちのいる世界には川や池といった水辺が多く存在するのですが、たまにその中に入ることがあるんですけどね。とても居心地が良いんです。水がどこまでも澄んでいて、光がゆらゆらと差し込んで、静けさも怖くない。口に含んだお水までもが極上で、五感で満たされるとはこういうことかと日々実感しております」

ニムラは水の中に浮かぶ自分を想像してみる。泡の中揺蕩い、見上げた水面には太陽の光が目印のようにきらめく。そんな場所があったら自分はずっとその場所にいたい。余計なことなど考えず、誰にも侵されない、ただ、今、その時の心地よさだけに耽っていられる場所。邪念だらけの自分には到底迎え入れられない世界だろう。

「いや〜水でそんな美味いことあります?僕も飲んでみたいなあ〜。そうしたらそろそろ次のコーナーにいきましょうか。いつもは僕が聞かせてもらうお便りコーナーですが、今日は地獄と天界のゲストが揃っているので、この2組に聞いてもらいたいお悩み相談を受け付けします。地獄側からのゲストは、僕の友人である獄卒のあんちゃんから紹介してもらったタクちゃんでーす。ちょっとややこしいな」

明らかに連れて来られましたという出で立ちのタクちゃんは、無愛想にお辞儀をする。

「なかなかね、この二つの世界が交わることってないと思うので僕としても興味深く聞かせてもらいますよ。ではさっそく一通目のお便りです。ラジオネーム ドライフラワーさん。先日結婚した友人におめでとうの一言が言えません。言わなきゃいけないと思いつつ、自分にはない幸せを見つけているのが悔しいのか素直に喜べない。とのことです。どうでしょうか?」
まずは天界ターンと目配せをする。回答に悩むことなく彼女は喋り出した。

「自分にないものを羨むのは人として当たり前の感情です。足りないものを知り人間は学び成長するものです。ただそうはいっても迷いはつきもの。あなたにとっての幸福があるように、その人にとっての幸福が結婚というテーマだっただけです。そう思い祝福をしましょう」

詭弁のようにも聞こえるが確かに正しいと思った。人によって何が幸福かは物事も違えば質量も違うだろう。それぞれにめでたいことが起こったら祝福しようというスタンスはシンプルだが明確だ。天界側の喋りが終わると同時に地獄側のタクちゃんが口を開く。

「祝福の言葉なんかなくても幸せになるやつは勝手に幸せになる」
「タ、タクちゃん……」

それはあまりに身勝手な意見ではないだろうか。その横暴さに思わず吹き出してしまう。まあごもっともであると思ってしまったあたり、自分も所詮はこちら側の人間ということだろうか。
「さ、さすがは伊達に地獄を生き抜いてないひねくれBOY!次いきます!」

きれいなままの微笑みを崩さない天界サイドの顔を横目に、次のお便りを読み上げる。

「ラジオネーム だるまさん。人には大っぴらに言えない仕事でお金を稼いでいます。引け目を感じながら生活するのにも疲れたけど、今の生活を捨ててる決心がつきません。とのことです」

天界サイドが口を開く。
「そうやって一生引け目を感じながら生きていくのでしょうか。今はお仕事だけかもしれませんが、そのうち日常のありとあらゆることの選択が惰性になり、あなたは今以上に自分の存在に負い目を感じるようになるかもしれません。悪い縁というのは他の悪縁も道連れにして運んできます。断ち切ろうという心があるうちに自らの意思で断ち切るのです」

今度は天界サイドの話が終わる前に地獄サイドのタクちゃんが話を被せる。

「今の時代、正しいことしたって生きていける保障なんか誰もしてくれねえ。その仕事から手引いたってそのあと苦労するのはお前だ。生きるための金がきれいかきれいかじゃないなんて考えるのは他人に説教する余裕のある奴だけだ。俺はその仕事を続けろとも手を引けとも言わない。ただお前が気持ちよく生きられるために物事を選んでいけばいい」

そうでしょうか?と天界サイドの女性が口を開く。
「己のことだけを考えては、理解者は離れていき気がついた時には孤独になることもあるでしょう。ご自身の軸があるのは良いことですが、思考を偏らせず、周りの話を聞く柔軟さを持ち続けることも大事かと思います」

表情をひとつも変えない地獄サイドのタクちゃんは腕組みをしたまま話を返す。彼はこの世界に来てどのくらい経つのだっただろうか。

「そうできたら大層なもんだけどよ。それしかないって縋ったものをこれでいいんだって言い聞かせなきゃ生きてこれなかった奴らもいるんだ。離れていくものがあったとしてもしょうがないで片付けるしかなかった奴が」

「今日はタクちゃんを紹介してくれてありがとうね」

地獄の娯楽のひとつにバーがある。岩場を切り崩したような場所にひっそりと作られた場所だ。

カウンターとテーブルが2席のみのこぢんまりとした空間で、暗がりを照らすように暖色のペンダントライトがぼうっと光る。地獄の一角にあるこのバーは、地獄で働く人間もしくは一部の罪人のみが利用できる特別な場所だ。

何かと騒々しい地獄界では静かに過ごせる場として重宝されている。メニューはなく、〝訪れた客だけの特別な一杯〟を提供してくれる店だ。

ニムラの前に差し出されたグラスには、夜明け前の空を思わせる濃紺のカクテルが注がれていた。

「なんか一発触発みたいになってなかったか?」
「いやタクちゃんはよかったよ。話してることはごもっともだし、血の気も荒くなくて落ち着いた方だしね。助かりました」

先ほどのラジオの地獄側のゲストであったタクちゃんを紹介してくれたのは、獄卒として地獄の番人を務めるあんちゃんだ。閻魔王の命に代わり、罪人たちに地獄での苦行を課している。

「冥界ラジオ」は地獄の唯一の娯楽でもあるため、現世と同時に地獄でも放送されているのだ。

「にしてもやっぱ俺は好かねえなあ。あんな奴らに律儀に答えたってまた新しく地獄を見つけてくるだけだぜ?幸せになる奴は勝手に幸せになるって言ってたけどよ、逆に地獄に慣れた人間はどんなに満たされたって地獄を探すんだよ。イタチごっこだ」

手元にあったグラスを飲もうと口に近づけると、夜の森を連想させるようなハーブの匂いがした。深呼吸を促すような清涼さ。その匂いに一瞬、確かに心が凪いだ。一気に飲み干そうとグラスを勢いよく傾けて喉に流し込むと、液体だったカクテルが火のように変わり、喉が焼かれたような錯覚を催す。そして一瞬脳内に回る恐怖、焦り、地獄の回想。背中にはじっとりとした汗がひっついている。

「そんなもんよく飲むよなあ。閻魔王もだけど本当物好きだよ」
あんちゃんに差し出された布切れで額の汗を拭く。そうここのカクテルは日常を忘れるような香りだけは一級品だが、飲むとたちまちその人の地獄を連れてくるのだ。味と体験こそは地獄を見るが、最初の香りに癒しをみる者が嗜好品として飲みにくる。または敢えて地獄を確かめに来る者も。

「まあそうだね、それも否めないかもね。地獄に目が慣れてしまうと、だんだんと思考を奪われるように、または生きるために順応しようとしてしまう。それはある種彼らなりの生き抜く術だ。でも」

見計らうようにバーテンダーから差し出された水を二口流し込んだ。焼けたように熱くなった喉に水が染み渡っていく。

「ラジオに話をしにきている彼らは、地獄に風穴を開けたいと願っている。今はその力はなくとも願っているんだ。そう思える力があれば、彼らはきっと歩いていける人だよ」

冥界ラジオはそんな人間の拠り所になればいいと思い、今日まで存在したきた。心の中でニムラは本当は好んで地獄に居続ける人間がいることも知っていたが、そのことは口には出さなかった。




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